外注化提案白紙撤回求め、動労千葉がストライキ貫徹!
動労千葉は9月29、30日、京葉車両センターでの構内業務一部外注化提案の白紙撤回を求めてストライキに決起した。ストに入ったのは検修職場である京葉車両センター、幕張車両センターと、千葉・銚子・木更津・鴨川などの検査派出で働く組合員だ。29日は始業から2時間の時限スト、30日は12時から終業時までのストが打ち抜かれた。
スト初日の29日、焦点の京葉車両センター門前に結集した組合員は、早朝からスト突入集会と京葉車両センター抗議闘争に決起した。30日昼にはストに入った組合員に加え、運転職場からも勤務以外の組合員が総結集して、再び京葉車両センター門前での抗議闘争が闘い抜かれた。動労水戸の石井真一委員長や、動労千葉を支援する会、全学連からも多数の仲間が駆けつけ、ともに闘い抜いた。
この場で田中康宏委員長は「われわれは10月1日からの構内業務外注化実施を完全に阻止した」と高らかに宣言。「すでに当局の提案は破綻している。白紙撤回しろ!」と門前に居並ぶ管理者たちに突きつけた。田中委員長はさらに「当局は計画を縮小してでも構内業務外注化を強行しようとしている。検修全面外注化の突破口を開くためだ。水面下では会社と東労組が来年4月をにらんで全面外注化についての交渉を進めている。絶対に許してはならない。今日の闘いは全面外注化阻止への新たな出発点だ」と述べた。
京葉車両センターで構内運転をしている青年組合員は、職場の同僚に向かって「外注化を止める力はここに集まった仲間の中にある。一緒に闘おう」と確信に満ちたアピール。検査派出で働く組合員は「闘えば外注化は止められることは、10年間の闘いで証明されている。動労千葉に結集し闘おう」と熱烈に呼びかけた。また、マイクをとった組合員は口々に、水面下で全面外注化をめぐる裏切り団交を進めている東労組を徹底的に弾劾した。
動労千葉の9・29~30ストは、10月1日外注化実施阻止の勝利を確認するとともに、検修業務の全面外注化阻止に向けた強固な決意をJR東日本に突きつけた。
6月10日の構内業務一部外注化の提案以来3カ月余り、職場ではまさに息詰まるような組織攻防戦が展開されてきた。そして、動労千葉の「職場を奪い、青年の未来を奪う外注化に協力しないでくれ」との訴えに、他労組も含めてほとんどの労働者が応えた。外注化要員として手を上げたのは、カクマル分子2人と元助役の計3人だけだ。決定的な勝利だ。
動労千葉の闘いは、敵の矛盾を突き、職場の団結をうち固めて闘えば必ず展望は切り開けることを示している。全国の労働者への檄だ。郵政・自治体・教労を始め、全国のあらゆる職場から闘いを巻き起こし、11・6全国労働者集会への大結集を実現しよう。(O)
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