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芸備線切り捨てるな 動労西日本 五日市駅でスト

20180913b-1.JPG 動労西日本は9月10日、「西日本豪雨災害を口実にした芸備線切り捨て絶対反対」「始業時間前のただ働きの強制をやめろ」を掲げ、全組合員の総決起で山陽本線・五日市駅を拠点にストライキに立った。
 9月7日の団体交渉でJR西日本は「芸備線の鉄橋流失は異常出水によるものであり、橋の耐力に問題はなかった」とし、100年前に造られ石を積み上げただけの橋脚を放置していたことを居直った。他方でJR西日本は、膨大な資金を投入して9月6日に広島駅構内に商業施設を開業した。公共交通機関としての使命を投げ捨て、利潤追求に走るJR西日本は許せない。

 今年3月14日の春闘ストでJR西日本は、「施設管理権」を盾にスト通告時刻から1分も遅れて組合員を引き渡すスト妨害に出てきた。労働者が1分でも遅刻すれば処分するのに、自らはスト突入時刻の約束を破ったのだ。今回も同様の妨害をしてきたので、大江照己委員長と指名ストライキに立った岡崎昭夫副委員長を先頭に、五日市駅改札前で弾劾のシュプレヒコールをたたきつけた。
 五日市駅北口広場で支援の仲間とともにスト突入集会を15人で貫徹した。大江委員長がスト妨害を弾劾し、岡崎副委員長がストライキ宣言を読み上げ「改憲・戦争阻止!大行進の運動をともにつくり、ストライキで闘いましょう」と訴えた。広島連帯ユニオン、草津病院労組、婦人民主クラブ全国協広島支部がアピールし、安芸太田町議会議員の大江厚子さんからの「労働者の怒りと誇りをかけたストライキに連帯します」というメッセージが紹介された。動労西日本近畿支部の組合員、JR西日本の子会社の広島メンテックで解雇撤回を闘う元木康亮組合員の発言が続いた。
 JR西日本広島支社前では組合員が次々とマイクで訴え、600枚近い組合ビラを配布した。
 今こそ労働者の団結の力=ストライキで闘い、職場から改憲・戦争を阻止しよう。(動労西日本書記長・山田和広)
写真スト突入集会で岡崎昭夫副委員長がスト宣言を読み上げ、JR西日本と闘う意思を表明した(9月10日 山陽本線・五日市駅北口)

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