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自交総連SKさくら交通労組 24時間ストライキ

20171229a-1.JPG 12月20日水曜日、自交総連SKさくら交通労組は午後3時より本採用3名の指名ストライキに決起しました。有給休暇を取ると、その分がそっくり冬のボーナスから引かれるという、とんでもない制度を開き直る会社に対して、怒りのストライキを叩きつけました。この間のビラまきでも、「会社はとんでもない、詐欺だ」「労働組合はこうでなくてはダメだ、ストライキ方針に感動した」など、圧倒的な現場の支持がありました。
 ついにストライキ決行の当日、2時過ぎに会社前に登場すると、「本当にやるのか。すげえな」「頑張れ、応援してるぞ」など多くの激励の声をもらいました。
 2時半前には、地元の労働者の仲間が結集してくれました。

20171229a-2.JPG 動労総連合・北海道から成田副委員長、地元の合同労組である札幌圏連帯労働組合執行部、北海道労組交流センター代表、全道庁の仲間、婦人民主クラブ全国協議会・北海道支部、国鉄闘争全国運動・北海道と多くの仲間の結集と激励を受けてストライキ突入集会を行いました。
 私たちの会社の向かいには、自衛隊丘珠駐屯地と軍民共用の丘珠空港があり、集会で、「朝鮮侵略戦争絶対反対」を訴えている最中も、眼の前の道路を自衛隊のホロトラックが通過していきました。
 ストに突入する自交総連SKさくら交通労組委員長の河野からストライキの目的と会社の対応が提起され、ストライキ貫徹の決意を表明しました。
ストライキの目的
①まともな有給休暇制度の確立。
 有給休暇は、労働者の健康を守るための基本的権利です。
利用者の立場からも、運行の安全に責任を負うタクシー事業者の義務です。
②事故に対する罰金制度の廃止。
 事故は罰金制度ではなくならない。会社の行為は単なる「金取り」主義。
③賃金カット分の返還。
④「ライドシェア」導入=白タク合法化、絶対反対!「働き方改革」粉砕!
 全国34万人のタクシー労働者は、統一ストライキで「ライドシェア」を阻止しよう!
⑤安倍政権が進める、「改憲」と「朝鮮侵略戦争」絶対反対!
 戦争をとめる道は、労働者のゼネストと国際連帯です。

続いて、さくら交通労組副委員長から、団結を固めて闘い抜きます。と挨拶が行われました。
 支援の仲間からは、動労総連合・北海道の成田副委員長、札幌圏連帯労組の桜井委員長、北海道労組交流センター城地代表からあいさつをうけました。
 午後3時ちょうどに、当該の執行部3名で事務所に行き、ストライキ通告書を会社(常務)に手渡しました。
 当該組合自身、初めてのストライキであり、未熟なところもたくさんあったと思いますが、支援の仲間、全国から急な連絡にも関わらずたくさんのメッセージが寄せられたことにも励まされ、ストライキを貫徹することができました。
 組合が本気だということがわかり、会社も急いで回答文書を用意するなど、対応が変わってきました。やはり労働組合は闘うことによって初めて、資本に労働者の意思を強制できるということを痛感しました。
 組合員からは、「このままではなく、絶対組織拡大につなげたい」「わざわざ自分たちのために駆けつけてくれるなんてすごい人達だ」などの声が上がっています。
 また、このストライキは、12・17集会と関西生コンのストライキに連帯することを意識して取り組みました。
 そして最後になりましたが、さくら交通労組の組合活動は、12月20日、午前3時に逝去された、奈良原さんからまさにスト直前まで力添えをいただくことで前進してきました。亡くなられたことは本当にショックですが、奈良原さんの遺志を受け継ぎ、これからも闘い抜きます。みなさんありがとうございました。(札幌 A・K)

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