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労組つぶしに反撃開始! 鈴コン闘争勝利へ怒りと熱気あふれる緊急集会

s20111124d-1.jpg 組合つぶしを狙った連続的な解雇攻撃に対し、労働者の怒りの反撃が開始された。11月19日夜、杉並区内で東京西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会(内尾稔分会長)の闘争勝利をめざす緊急集会がかちとられた。悪天候を吹き飛ばし、会場を満杯にする135人が結集した。
 ストライキを闘い、ビラをまいただけでクビというむき出しの攻撃に、当該のみならず多くの労働者が腹の底から怒っている。集会は最初から怒りと、「不当解雇を必ず撤回させる」という熱気に包まれた。 

s20111124d-2.jpg 西部ユニオンの闘争宣言と経過報告に続き、鈴コン分会の組合員が断固として闘う決意を表明した。首切り攻撃を受けながらも明るく決意を語る組合員の姿に、参加者のだれもが獲得され、勝利を確信し、ともに闘う決意を打ち固めた。合同・一般労組全国協議会の小泉義秀事務局長、郵政非正規ユニオンの斎藤裕介委員長、弁護団、さらに西部ユニオン各分会や東京各地のユニオン、諸団体が、連帯のあいさつと決意表明を行い、多くのカンパを寄せた。
 何よりも参加者全体を一つに団結させたのは、鈴木コンクリート工業分会の闘争宣言だ。集会参加者は、熱く闘う鈴コン分会に逆に突き動かされ、会場カンパは10万円を超えた。労働者は熱い。鈴コン分会パワーは、どこまでも団結を拡大してやまない。
 鈴コン分会は組合をつくって2年半、2年前の解雇と組合破壊に負けなかった組合員6人は、解雇当該の田口守さんが今年の8月に急性脳梗塞で亡くなる中、無念さをのりこえて秋の闘いに突入した。
 鈴木コンクリート工業では、3カ月契約の非正規雇用の生コンドライバーが業務の中心を担っている。会社は9月、組合に一言の話もなく、第二組合を使って突然、精勤皆勤手当の廃止を通告してきた。怒りが組合員以外にも広がる中、9月27日、分会は全員で「①田口さんの解雇撤回(名誉回復)・謝罪、②一方的賃下げの撤回と釈明」を要求してストライキに立ち上がった。要求に対する会社の回答はゼロ回答だったが、分会は胸を張ってストライキをやりぬいた。その姿に感動して、7月に入社したばかりの労働者が組合に加入した。
 10月半ば、会社は真っ青になって、9・27ストライキに対して「正当性がない」と攻撃し、組合員全員に懲戒処分(出勤停止7日、3日、2日)を出し、新入組合員を雇い止め解雇してきた。これに対して分会は、社前や駅前で「不当な解雇と処分を撤回しろ」と当然の反撃をした。すると、11月に入って内尾分会長、分会会計、吉本分会書記長(西部ユニオン委員長)を解雇してきた。まともにモノを言い、団結し、行動する、屈しないで闘う、これに対しては解雇だという、絶対に許せない攻撃だ。
 だが決定的なことは、鈴コン分会は負けていないことだ。追いつめられているのは会社の方だ。会社は憲法も労組法・労基法も関係ないと言っているに等しい。会社は今でも、違法な過積載を非組合員に強制し、昼休みも働かせている(同意を得ていると言う! ふざけるな!)。当たり前の要求と闘いをしてきた鈴コン分会は、絶対団結して闘う腹を固めている。解雇は死刑宣告だが、分会は何度でも生き返って、明るく、したたかに、職場に残る組合員や労働者と団結し、彼らを信じて闘い続けている。絶対勝てる!
 この秋、動労千葉や動労水戸の労働者が、解雇撤回闘争を断固継続しつつJRの業務外注化を阻止し続け、JR常磐線の放射能汚染列車の検査強要を実力ストで阻止した。業務の外注化は、労働者全体を非正規職化していく攻撃の中心だ。国鉄闘争を先頭で闘う動労千葉・動労水戸と、西部ユニオン・鈴コン分会、郵政非正規ユニオンの闘いは二つにしてひとつだ。
 これはひとつの小さな職場の闘いであるとともに、全国・全世界とつながる大きな闘いだ。12月22日に東京・赤羽で「解雇撤回! 非正規職撤廃!」を掲げ、鈴コン闘争の勝利をめざして大集会をやることが宣言された。ともに闘おう!(東京西部ユニオン・S) 

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