1. HOME
  2. ブログ
  3. ギリシャで空前の連続ゼネスト!

ギリシャで空前の連続ゼネスト!

s20120211a-1.jpg ギリシャ労働者は2月10日、48時間のゼネストを開始した。7日の24時間ゼネストからわずか3日後、一週間に2度というギリシャでも空前のゼネストである。昨年パパンドレウ政権が崩壊し、より凶暴で脆弱なパパデモス連立政権となり、国債の債務不履行が眼前に迫る中での歴史的な闘いである。
 トロイカ(IMF、EU、EU中央銀行)は1300億ユーロの救済措置の条件としてギリシャの労働者の最低賃金を極限まで引き下げることを要求した。さらなる緊縮政策で政府は1万5千の公務職場を削減し、医療や社会保障をカットする。しかもトロイカの救済金は、ギリシャ政府には渡されず、フランクフルトやブリュッセルでドイツやフランスなど債権を持っている銀行に直接支払われるという。 

s20120211a-2.jpg まさに彼らが救済しようとしているのは自分自身なのである。「ドイツの金持ちのために俺たちは殺されるのか?」ギリシャ労働者の怒りが大爆発している。
 7日のゼネストは、緊急で、しかもギリシャには珍しい大雨にも関わらず大成功した。教員を先頭に国会前のシンタグマ広場をストライキに決起した労働者が埋め尽くした。教員や医療労働者はさらなるストの決定をし、多くの病院で、労働者は政府が狙う4ユーロの定額制廃止に反対する決定をしている。ギリシャ北部のキルキスの病院では、労働者が会議を開き、政府が病院をつぶすのなら労働者自身で運営すると決定した。
 二度目のゼネストは、政府とトロイカとの間の新たな緊縮財政政策への合意に怒って緊急に決定された。
 銀行労働者も早朝からピケットに決起し、アテネ中の銀行の入り口に横断幕が掲げられた。地下鉄やバス、フェリーのストライキで交通は停止したが、ストライキ集会の参加者を運ぶための鉄道やバスは運行された。ストライキになれた多くの労働者は自力で集会にやってきた。労働者たちは「レイオフ反対!」「賃下げ反対!」「年金カット反対!」「屈服を拒否し、立ち上がろう!」と叫んで行進した。警察とも激しく激突し、投石や火炎ビンに逃げまどう警察の姿は情勢がさらに動き始めていることを物語っている。
s20120211a-3.jpgs20120211a-4.jpg ストライキは支配者たちをパニックに陥らせている。法案は12日のギリシャ議会での投票をクリアしなければならないが、激しい怒りを前にギリシャ連立政権は支持を失い、極右政党の3大臣をはじめ外務大臣や労働大臣が次々と辞任するなど激しい動揺に直面している。12日はさらなる怒りが爆発することは間違いない。
 ギリシャ労働者の決起は、国や会社が延命するためなら労働者は死んでもいいという資本主義の根幹との命がけの闘いである。これは会社が延命するためなら労働者は死んでしまえと公言する経団連の手先となっている日本の労働組合に対する強烈な批判でもある。日本でも資本や政府がやっていることはなにも変わらないのだ。日本において国鉄で民営化・外注化・非正規職化をめぐって大激突が始まっていることは決定的だ。ギリシャ労働者と連帯し、2・15国鉄集会から外注化阻止、12春闘勝利へ総決起しよう!(SG)

写真は上から①ストライキに決起し行進する労働者(2月7日)、②議会に向かって警察と激突する労働者(2月7日)、③④火炎瓶と投石に追いつめられる機動隊(2月10日) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択