7・6京大キャンパスで、同学会先頭に学生集会かちとられる
15万人を超える多くの人民が「原発再稼働反対」「野田退陣」を掲げ、首相官邸前に集まった7月6日の金曜日! 時を同じくして、これから先の社会を学生はどうやって変えていくのか、学生自治会の可能性とは何かをめぐる学生集会が京大キャンパス内で行われました。京都大学当局は当日、二つの攻撃を仕掛けてきました。一つは吉田寮生と同学会とを分断するため、同じ時間帯に吉田寮自治会の当局交渉をぶつけてくるという攻撃。もう一つは、大学としては同学会をまだ認めていないことを理由に教室を貸さないという攻撃。しかしこれらの攻撃をのりこえて、本集会は「吉田寮生と戦闘的に団結し、集会権をかちとるための集会」として、26年ぶりに大衆的に甦った同学会を先頭に100人の結集でかちとられました。
はじめの司会あいさつで「みんなが思っていることを自分の中に秘めておくのではなくて、他の人に言ってみる。これが学生自治を本当に中身あるものにしていく唯一の手段だ」と熱い思いが語られ、東北大学学生自治会、法政大学文化連盟の連帯挨拶を筆頭に多くの参加者が自分の思いを次々とアピールしました。同学会執行委員会委員長(暫定)の冨山小太郎君は基調報告で、「時代が悪くなったとよく言われるが、社会に責任をとるべき主体が新自由主義の中でどんどん潰されてきたのが根本原因だ。未だに潰そうとしている奴らから学生がこの社会の決定権を奪い返していかなければならない」と提起しました。続いて副委員長(暫定)も次々と発言しました。
自由討論では、この間の国会前を埋め尽くした人民の姿を見て価値観が変わったという京大生が熱い思いを語りました。国会前に集まった人の決起を断固信頼して、自分の周りの人たちに呼びかけてみることが本当に大事であると。「色々な情報が飛び交う中で学生自身が自分の意見を表明すること自体ができなくされている。でも思いを持っている以上必ず自分の意見を口に出し、その意見を変えるところまで議論を進めることができるのが人間だ! 僕は信じたい! 団結を信じたい!」と言う発言に大きな拍手が送られました。
最後に議論のまとめとして、冨山委員長(暫定)が「学生としてここまでしかできないという議論はやめよう。俺たちはどこまでだってできる。学生が繋がる中で大学の経営ですら全部できるんだ。大学のあり方を決議する代議員会に全京大生は集まろう」と発言し、集会は大きな拍手とともに締めくくられました。
集会で何度も語られていたように、現状を変えるためには最終的にみんなで議論してみんなで方針を決定していく機関が大事です。学生にとってそれは学生自治会であり、労働者にとってそれは労働組合です。学生や労働者が団結していく中に未来がある。首相官邸前の数十万人の決起がどこに向かうのか。その行方は、自分が自分の足元でどういう闘いをして、誰と繋がりどういう社会を作ろうとしているのか、その中にしかありません。野田政権を倒した後の社会の決定を行っていくのはどこまでも私たち99%のプロレタリアートです。すべての学生は7月16日に東京の代々木公園に集まろう!(京大・A)
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