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広島大学で肥田舜太郎さん講演会を開催

s20120502a.jpg 4月26日、広島大学で新入生歓迎企画として、肥田舜太郎さんをお招きして、「被爆医師の語る“広島と福島”-低線量内部被爆の危険性」と題して講演をしていただきました。会場は、80人の参加者で、肥田さんの講演に聴き入りました。
 講演では、肥田さん自身の被爆体験と、実際に被爆者治療にあたった経験を語り、当時「入市被ばく」で死人が出ることが不可解であったこと。当時プレスコード下で、被爆者の診断をしたカルテも書き残せなかったことが暴露・弾劾されました。 

 肥田さんはまた、「いま福島で生活して安全だといっている人は、福島で実際に生活する人に対して、何の責任も感じていない」として、とくに御用学者が内部被曝を無視して今の福島でも住み続けていいと言っていることに、「あんな奴らは死刑にした方がいい」と激しく弾劾をしていました。命や健康に真正面から向き合う姿勢は、「今の資本主義社会においては、モノ・カネが大事にされる。こんな社会では、人の健康は二の次にされている」「原発については、今すぐすべてを止める以外の選択肢はない」と、社会全体の批判にまで貫徹されていました。
 広島大学の原医研・神谷研二教授は、福島で放射能の影響を過小評価し住民の避難の必要がないと言って回った御用学者です。その広島大学で、このように内部被曝を告発する講演会が開かれ、多数の新入生を含め、学生、教職員、市民、マスコミ関係者が参加していることは、決定的です。
 新入生からは「肥田さんは被ばくの影響についてだけでなく、資本主義の問題など広く提起して、なるほどなと思いました」(法)「核を許さないという気合が伝わってきました」(総科)と好評でした。
 広島大学から、「すべての原発なくそう」「原発の再稼働反対」の声があげられました。5月沖縄、6月国鉄集会、8月ヒロシマーナガサキ闘争を、すべての核と原発をなくす闘いとして上りつめていこう。(広大・M) 

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