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第3誘導路裁判、農民追い出し攻撃の本質を徹底弾劾

s20120719b-1.jpg 7月17日、千葉地裁民事第3部(多見谷寿郎裁判長)で成田空港の第3誘導路許可処分取り消し訴訟の口頭弁論が開かれ、三里塚芝山連合空港反対同盟をはじめ、支援の労働者・学生・市民が傍聴に駆けつけともに闘った。
 この日の法廷は、ほぼ準備書面の手続きのみに終始したが、原告・反対同盟側が成田空港の反人民性、公共性の喪失、第3誘導路の空港施設としての無意味、安全性の欠如、天神峰の市東孝雄さんを追い出す攻撃であることなどを全面的に暴き、突きつけたことに対し、被告の国・空港会社(NAA)はまともに反論できず、まったく逃げ腰であることが浮き彫りになった。 

s20120719b-2.jpg 閉廷後、弁護士会館で報告会が開かれた。
 伊藤信晴さんが司会を務め、最初に北原鉱治事務局長が発言に立った。北原さんは首相官邸前での原発再稼働への抗議活動が野田政権を揺るがしていることを確信をもって語り、あらためて反原発の闘いと一体で第3誘導路建設・農地強奪攻撃と闘いぬくことを明らかにした。
 続いて葉山岳夫弁護士が、前日の「さようなら原発」代々木公園17万人集会の熱気に触れながら、準備書面で被告らに対して「全面的な認否をしろ、釈明に応じろ」と突きつけたことを報告した。さらに弁護団一人ひとりが報告と決意を述べ、この中で、今年1月に急逝した鈴木謙太郎さんの訴訟継承について、国とNAAは「認めない」「訴訟終了宣言を出させるべき」などと主張していることが報告され、一同の怒りをかき立てた。さらに誘導路供用に伴って生じる市東さん、萩原進さんへの騒音・低周波被害を「予測してない」と居直っていることについて弾劾された。
 第3誘導路裁判次回は次回10月23日(火)。反原発闘争との合流をさらに進め、農民追い出し攻撃の誘導路工事を粉砕しよう!(TN)

【三里塚裁判スケジュール】
◎市東さん耕作権裁判
7月23日(月) 千葉地裁 午前10時30分開廷  

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