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「星野さんは無実だ!」「全証拠開示せよ!」と霞が関-銀座デモ

s20120701c-1.jpg 「星野さんは無実だ!」「再審棄却決定弾劾!」「全証拠を開示せよ!」のシュプレヒコールが霞が関にこだました。7月1日午後、星野文昭同志を一日も早く取り戻そう、検察が隠し持っている全証拠を開示させ、再審を切り開こう、という意志を燃やし、霞が関-銀座デモが180人の労働者・学生・市民の参加でかちとられた。
 1971年11月14日、沖縄基地を永久に押しつける沖縄返還協定の批准に反対しデモ禁止を打ち破って渋谷で闘いの先頭に立った星野同志を、国家権力は殺人罪のデッチあげ無期懲役刑で37年間も獄中に閉じ込めている。今年2月、収監されている徳島刑務所包囲闘争に全国から600人が立ち上がり、獄壁を越えた団結を築いた。これに対して東京高裁は3月30日、第2次再審請求を棄却する暴挙に訴えた。 

s20120701c-2.jpg この日の闘いは、再審請求棄却を弾劾し、「全証拠開示」の大運動を起こしていく闘いの始まりだ。しかも、首相官邸を20万人が包囲した6・29原発再稼働反対の闘いと結んで、野田政権と裁判所を徹底的に追い詰める闘いだ。
 日比谷公園霞門前に集まった参加者を前に、まずつれあいの星野暁子さんがマイクを握り、「今日のデモを未来を開く闘いとして、みんなの力で成功させよう」と訴えた。2月の徳島刑務所闘争の意義を強調し、「労働者が自分たちの未来を開くために星野奪還を闘い、星野奪還の力で階級的労働運動に勝利する」ことを訴えた。また、今日のデモは棄却決定で警察の取り調べでの誘導を美化した裁判官を弾劾する闘いだと力を込めた。「こんな腐敗した裁判官を許して労働者人民の未来はない」。
 労組交流センター、動労千葉、動労水戸、三里塚反対同盟、全学連の発言の後、徳島・みやぎ・福島を始め各地の救う会が次々と発言、不屈に闘う星野同志と固く団結して闘う決意を述べた。最後に、全国再審連絡会議共同代表の平良修さんが「昨日、今日と全国総会を開き、実りある討議をした」と報告、「再審請求を一蹴した裁判官こそ有罪」と弾劾した。
s20120701c-3.jpg 横断幕を先頭にデモに出発。黄色い「ホシノフリー」ののぼりや組合旗を林立させ、勢いよく繰り出した。まず、東京高裁、東京高検に向け、「再審棄却弾劾!」「全証拠を開示せよ」の怒りをたたきつけた。経済産業省前の座り込みテントが道路の反対側に見える所では「原発廃炉」「再稼働反対」を叫んでエールの交換、内幸町の関西電力東京支社、東京電力本店前でもひときわ声を張り上げて原発再稼働許さないとシュプレヒコールを上げた。この日、大飯原発の再稼働が強行されようとしていることに対し、大飯現地を始め各地で闘われている行動と連帯したデモだ。その後、銀座を外堀通りから水谷橋公園まで、日曜日の沿道に「星野」と「原発」を訴えてデモ行進を貫徹した。(高) 

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