9・2外注化反対新潟集会で動労千葉・長田書記長が講演
外注化阻止決戦の渦中、動労千葉の長田敏之書記長を招いて、9月2日新潟市内で「会社・組合を越えてJR外注化と闘おう!9・2新潟集会」が開催され、40人が結集した。
最初にDVD「ドキュメント動労千葉外注化阻止決戦」が上映され、長田書記長が講演した。長田書記長は、2000年からのシニア協定をめぐる苦闘を振り返りながら、勝利してきたことを力強く総括し、常にJRは動労千葉の組織破壊をねらってきたが、「役員を派出へ強制配転されても、組織をつくり直して、組織拡大につなげて力関係を維持し、外注化を阻んできた」と語った。
また、10・1検修外注化阻止に向けて「飛びぬけた奇策はない。職場の闘いが基本となる。8月28日60名が集団訴訟、偽装請負も告発したが、強行したら職場で徹底的に闘う。そうしたらJRはパンクする。外注化阻止を日本労働運動再生の起爆剤にしたい」と熱く語った。
これを受けて星野文男国労新潟県支部執行委員が偽装請負告発の闘いについて報告した。また、下請関連会社の青年労働者は「以前は電車1両の製造に1億2~3千万円かかっていたが、今は7千万円と言われている。JRはメンテナンスよりも安い車両をつくって儲けようとしている」と外注化の実態を暴露し、新潟地域一般労組の青年労働者がわずか5日で解雇された非正規職としての怒りを語り、ともに闘う決意を明らかにした。最後に、70歳を越えて毎週『外注化阻止ニュース』の職場ビラ入れに決起し、現場労働者に熱く語りかけている動労千葉を支援する会・新潟の坂場信雄代表による元気な団結がんばろうで締めくくった。
『外注化阻止ニュース』配布で、動労千葉の闘いは平成採の注目の的となり、討論が始まっている。動労千葉、動労水戸の闘いに続いてともに職場で闘い、外注化を阻止しよう。関西でも平成採の決起が始まった。敵の攻撃は、資本とJR東労組の本性を暴きだし、現場労働者の怒りに転化して、逆に奴らを追いつめている。全国で平成採の決起をつくりだし、反転攻勢に転じよう。(新潟・増田)
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