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検修外注化強行に、JR水戸の全職場で青年の怒りが爆発

 JR水戸支社は、10月1日検修構内業務外注化を強行し、動労水戸組合員10名を含む81名を水戸鉄道サービス(MTS)に強制出向した。勝田車両センターをはじめとする全職場は怒りにつつまれている。
 勝田車両センターでは、出向対象者の制服がまったく揃っていない。各所からかき集めてきた制服はサイズがメチャクチャで体に合わない。JRの制服を着てMTSのヘルメットをかぶっている状態だ。MTSの作業指示責任者はまったく経験がないので、適切な指示ができない。電車が入構してくると、無線で「運転士がいません」と絶叫している。一日中バタバタしている状態が続く。追求すると、昨日まで「遅れるな、時間を守れ」と言っていた管理者が「いや、遅れてもいいんだ」と居直る。真面目に仕事をしてきた青年たちに怒りが拡大する。 

 水戸運輸区でも、油漏れの指摘に「俺が見てもわからないからメモしといて」と現場に来ない管理者に怒りが爆発している。さらに、土浦運輸区では、4日になっても出向者への説明会が終わらず、業務に穴が開く事態となった。そもそもMTSの事務所は電話もファックスもつながっていなかった。コピー機もない。何の準備もしないで外注化したのだ。「いったい俺たちを何だと思っているのだ」と、激しい怒りが表明された。東労組はあわてて職場集会を入れて、青年たちの怒りを鎮圧しようとしているが、逆に正体が大衆的に暴かれる事態となっている。
 動労水戸は、青年の未来のために闘いぬいてきた誇りと、外注化を必ず粉砕できる確信をもって、勝利者として10月1日に突入した。動労水戸が連日、職場で会社とやり合い、弾劾する姿を見た東労の青年たちが起ち上がっている。本格的な外注化阻止決戦が始まった。これまで青年労働者を支配してきた全構造をひっくり返す闘いだ。国鉄分割・民営化以来25年のすべてをかけた絶対反対の闘いに応えた、青年労働者の総反乱が始まっている。(茨城・T)  

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