郵政雇い止め攻撃弾劾し、近畿支社前闘争をやり抜く
関西の郵政職場で、非正規職の仲間3人への9月末での雇い止め解雇攻撃がしかけられてきた。3人ともJP労組の組合員でもある。直ちに本務者の仲間とともに、雇い止め阻止の闘いに入った。
10月1日の就労闘争をやりきった。恐怖した当局は近畿支社からも数十人の管理職を動員し、私服刑事も来た。夕方には、近畿支社前闘争を全逓労働者をはじめ、関西合同労組や労組交流センターの仲間30人の結集で貫徹した。雇い止め当該がマイクを握り徹底的に弾劾した。
これは10・1JR外注化決戦と一体の闘いである。外注化阻止! 非正規職撤廃の闘いとして貫かなければ絶対に勝てない。何よりも勝負は団結を強化して、労働組合をよみがえらせる闘いとして、分会の総決起をかちとり、雇い止めを容認するJP労組本部を追いつめることだ。当局は公然と、拠点破壊として、JP労組員の雇い止め攻撃に舵を切ったのである。
2回に及ぶ分会総会での当該の怒りの表明で、情勢はガラリと一変した。最初は「雇い止めは仕方ないのでは」という意見もあったが、「紙切れ一枚でクビにするとは何ごとか! 労働者は使い捨てのモノではない!」という当該の怒りが本務者の心を捉え、「これは非正規だけの問題ではない、すべての労働者にかけられた攻撃だ!」という怒りが職場全体を覆ったのである。
局前での朝ビラ、支店長への直接抗議などの闘いを通して、支部も「反対」と言わざるを得ない状況を作り出した。圧巻は超勤拒否闘争を組織したことである。目的意識性を持ったブツダメ闘争としては、民営化以来の快挙である。これも雇い止め当該3人の団結が高まり、本務者との団結のもとでできたのである。
新自由主義攻撃の破産がより一層、郵政民営化攻撃を激化させている今日、〈非正規職撤廃! 外注化阻止!〉の闘いを貫けば勝てる情勢が郵政においても到来している。この闘いの中で、JP労組本部が闘わないことも組合員の前に明らかになった。俺たちが組合権力を取ろうではないか!――これが実践的な教訓でもある。
闘いは次の段階に入った。俺たちは絶対に雇い止め攻撃を許さない! 仲間を職場に戻す闘いをやる。JP労組を変える闘いとしてやり抜く。強固な団結の拡大は始まっている。何よりもマイクを握った当該の労働者の怒りと自己解放性に勝利の展望が示されている。(関西・D)
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