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「世界を変える時は今!」高円寺駅前に山本太郎さんと若者のエネルギー炸裂

s20121216a-1.jpg 衆議院選挙最終日の12月15日夕方、山本太郎さんはJR高円寺駅北口で若者のうねりの中にいた。「僕もう38歳ですけど、他に比べれば若いんですよね」。駅前広場を埋め尽くして、ライブが大音量で行われた。ラップあり、ロックありのイベントは、選挙というより、この場に集まってきた青年たちの心の底からの自己表現、意思表示の場だった。京都からシュラフを持ってボランティアに参加した若者、新潟県柏崎市からやって来たミュージシャン。みんな、山本太郎さんの奮起に心をつき動かされ、全国から駆けつけた人たちだ。そこに地元の杉並区や東京だけでなく、首都圏からも多くの人が集まった。 

s20121216a-2.jpg 宝石のように輝く言葉が音楽にのって生み出される。「千年後の世界に責任を持つために、今をかっこよく生きようよ!」「原発、TPP、全部あんたの話なんだよ」「もう誰にも止められない、俺たちはもう動き出したんだよ、ピース!」
 山本太郎さんも、マイクを握って訴えた。「変えたい! みんなで変えよう! 今、世の中で行われていること無茶苦茶や。3・11があって気がついたんです。原発を通して『本当にこの世界にはいろんな問題があるんだな、そして、今、世の中には不条理でがんじがらめになった人がたくさんいるんだ』と気付いたんです。気付いたからにはやるしかない!」「いま福島第一原発で収束作業している人に話を聞きました。壮絶です。目の中に人工レンズを入れたりだとか、白血病で亡くなった方だったり、日常のように起こっているんですよね。本当に悔しい!」「食品の安全基準。事故が起こった後、1キロ当たり500ベクレルでした。それが今年の春から100ベクレルに下がりました。『下がったから大丈夫じゃないか』と思ったら命を落とします! なぜなら、1キロ当たり100ベクレルは、事故前、放射性廃棄物と同等だった。許せますか?」「変える時が来ました。今変わる時なんです。今なら止められる。止めましょう。一体、誰のために動いている社会なんだ。僕たち一人ひとりのためだ。1%の人たちの利益のために原発を続けて、僕たちは放射性廃棄物と同等のものを食べさせられる。そんな世の中s20121216a-3.jpgおかしいに決まっている!」
 そして、集まったみんなに向かって「僕には大きな組織も金もないけれど、こんなに大きな力がある。一人ひとりの力を結集すれば大きく方向転換できる!」と呼びかけた。太郎さんの魂を振り絞った訴えは、その場に集まった一人ひとりの心に熱いものをあふれさせた。
 16日の投票日、原発廃炉の思いを込めた1票が世界を変える! 今すぐ原発をなくすために行動しよう! 「心が動けば体は動き出す!」「時代の空気、それは間違いなく君自身だ!」(M&H) 

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