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1・18官邸前、寒さ吹き飛ばし福島の女性たちの怒りの叫び

s20130119a-1.jpg 1月18日午後6時から首相官邸・国会前は「安倍やめろ!」「原発なくせ!」のコールがひときわ激しく響きわたった。14日に降った雪が舗道上などあちこちにまだ残る。参加者はそれぞれに厚いコートやマフラー、ニット帽などで防寒対策しての行動だ。だが、沸き上がる怒りとコールの連呼は寒さを吹き飛ばし体中が徐々に熱くなった。「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の仲間は「原発なくそう!再稼働やめろ」ののぼりを持って駆けつけた。NAZENの青年や全学連の学生も頬を赤く染めながら叫び続けた。文科省前ではふくしま集団疎開裁判の抗議行動も行われた。
 

s20130119a-2.jpg 首相官邸前で年輩の男性が真っ先にマイクを握って発言だ。「安全神話で国民をだまし原発を導入したのは自民党と電力会社だ。私たちは原発をなくすために立ち上がっている。今年も強い決意で闘いぬく」と力いっぱい宣言した。それだけでは終わらない。まわりの機動隊に向かって「なんだこの警察官の多さは」と怒りの形相だ。
 18日の官邸前は、福島の女性たちの抑えようのない怒りが噴出した。二本松市出身の年輩の女性は「どうしても原発を再稼働するなら、田舎にある核のごみを官邸に山積みしてから言え。これからも原発を無くすため、命かけてここに通う」と官邸に向かって言葉をたたきつけた。19歳の女性は「郡山に住んでいたが、今は住めない。生活も人生も180度変わった。早く原発をやめてください」「アジアの国などに原発を売るのはやめてください」と絶叫した。
 ベトナムを訪問した安倍は16日、ズン首相と会談し、すでに決まっているベトナムへの原発輸出を加速させることで合意した。ベトナムを放射能で汚染させ、ベトナムの労働者・農民・漁民の命なんかどうなってもいいというのか! そんなことは断じて許さない。ベトナムの人民と団結し絶対に阻止する!
 福島の女性の発言はさらに続いた。富岡町から郡山市に避難している女性は「今日はどうしても言いたい。私に富岡に帰れと言うなら、国会議員のあんたたちが先に住んでください。避難先でも限界に達している。私たちはもう戻るところがない。今、30代、40~50代の女性たちがばたばた倒れている。昨日まで元気だった私の友だちが2人、ストレス・苦しみで亡くなった」と安倍や原発推進の殺人者どもに向け声を張り上げた。川俣町で育ったという女性は「子どもたちの移住の権利、保養の権利を守れ。東京電力も原発を進めてきた自民党政府も絶対に許さない。これからも闘っていく」と決意の宣言だ。
 安倍は「経済財政諮問会議」の民間議員に東芝社長の佐々木則夫を起用。経済産業相の茂木敏充は16日に福島第一原発を訪れ、「原発は再稼働していく」と居丈高に語った。原発再稼働と海外輸出の道を暴走する安倍政権に昨年夏をはるかに超える労働者人民の怒りの爆発は不可避だ。年明け早々の官邸・国会前での数千人の「原発やめろ!」コールはそれを告げるものだ。参院選を待たずに安倍を打倒しよう!
 次は1月25日だ! 青年労働者・学生は仲間を誘い、官邸・国会前に集まろう。3・11福島現地闘争に全国から駆けつけよう。(H) 

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