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上海の日系神明電機で女性労働者の大規模ストライキ

s20130120a-1.jpg 1月17日より、上海市閔行区にある日系企業(中日合資)の神明電機有限会社で、1000人の女性労働者による大規模ストライキが爆発している。
 会社が今までの労働契約を一方的に破棄し、新たな労働契約を労働者に強制してきたのがストライキの原因である。それによると、以前の仕事や勤続年数の賃金への反映は一切なくなり、上海市の最低賃金だけが保障されるだけとなり、さらに仕事の配属部署は会社側が一方的に決めることとされ、これを拒否したら直ちに解雇されるとしている。さらに、トイレに行くための離席時間は2分以内とされ、これを超えると処分されるというのである。まさに奴隷契約だ。労働者たちはこの新たな労働契約を「覇王」条項だとして徹底的に弾劾し、ストライキに決起したのである。 

s20130120a-2.jpg 女性労働者たちのストライキは、19日で3日間続いている。日本人の管理職は工場から逃亡しようとしているが、彼女たちは工場の出入り口を完全に封鎖して彼らを封じ込め、交渉を迫っているという。
 世界恐慌の深化、欧州危機、対日関係の緊張の中、「世界の工場」といわれた中国経済は崩壊へと突入している。また中国スターリン主義の「改革・開放」政策の下で、中国で侵略的に大規模生産をしてきた日系企業も、自動車や電機などの基幹産業がすさまじい経営危機に陥っている。しかし日帝企業は、中国市場をめぐる帝国主義間争闘戦という点からも、そう簡単に中国市場を手放すこともできない。こうした中で、資本の危機を労働者に転嫁し文字通りの奴隷労働とし、中国スターリン主義の暴力支配を背景に労働者の反抗を徹底的に圧殺して、日帝資本の危機を乗り切ろうとしているのである。こうした日帝資本と中国スターリン主義に対する労働者階級の怒りの決起が、今回の神明電機でのストライキなのである。
 神明電機の労働者は、連帯を訴えて闘っている。こうした女性労働者の多くが地方からの農民工であり、非正規雇用労働者である。「外注化阻止」「非正規職撤廃」の闘いを貫き、中国の労働者階級との団結を実現していこう!(K) 

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