民主労総、10万同盟ストでパククネ退陣要求!
7月22日、韓国の民主労総(全国民主労働組合総連盟)は、保健医療労組、公共運輸労組医療連帯本部、建設労組、金属労組、サービス連盟ホームプラス労組など全国で10万人が参加した同盟ストライキを闘った。
午後4時半、ソウル市庁広場に3万人が集まり、「パククネ政権退陣! 命と安全のための7・22同盟ストライキ大会」が開催された。
民主労総のシンスンチョル委員長は「1%にも満たない資本の貪欲を止め、平等な世の中をつくるために政治闘争に立ち上がろう。このままではパククネ政権を崩すことも、セウォル号の遺族たちの上に王様のように君臨する国会を変えることもできない」と語り、「民主労総は政治ストライキを闘う。80万組合員を集め、より大きな闘争で労働者が平等な世の中をつくる」と断言した。
◆セウォル号惨事 遺族も共闘表明
この集会には、セウォル号惨事の遺族たちも参加した。4・16セウォル号事故から100日。誰が高校生たち300人を殺したのか! 4・16惨事に対する全人民の怒りはますます強まり、パククネ政権に向かっている。現在、セウォル号惨事の遺族20人が真相究明と責任者処罰を求める特別法制定を要求し、光化門と国会前で9日目のハンストを進行中だ。シンスンチョル委員長らも同調ハンストに入っている。
セウォル号家族対策委員会のキムビョングォン委員長は「特別法制定を徹底し、セウォル号惨事の真相を究明し、安全な国をつくらなければならない。民主労総の『生命と安全のためのストライキ』を支持し、声援を送る。一緒に力を出してほしい」と呼びかけた。
集会では、同盟ストに突入した各労組からの発言が続いた。保健医療労組のユジヒョン委員長は「国民の反対にもかかわらず政府は医療民営化を推し進めている。保健医療労組は今日ストライキに突入したが、政府が医療民営化を断念しなければ、さらに強力な闘争を展開する」と警告した。
イサンム公共運輸労組連盟委員長は「セウォル号は海の上にだけあるのではない。公共運輸労働者たちは、鉄道と仁川空港、発電、都市ガス、病院などで、第二のセウォル号を防ぐために闘争している」とし、「そのため公共部門の労働者は、パククネ政権退陣へ、8月27日からゼネストに突入する」と宣言した。
◆7・19鉄道労組が 総力闘争を宣言
同盟ストを前に全国鉄道労組は19日、7~8月ゼネストを含む総力闘争を宣言した。 昨年12月の23日間ストの後、解雇150人、停職251人、損害賠償請求など激しい圧殺攻撃が襲いかかっている。これに抗し、不屈に闘う鉄道労組の団結を示し、セウォル号事故を契機にした全人民的なパククネ政権への怒りと結合し、次元を超えた新たな闘いに突入したのだ。
ソウル駅前広場で開かれた鉄道労働者総力決意大会には全国から3千人が結集し、演壇には「鉄道安全確保」「労組弾圧粉砕」「誠実交渉要求」の3本のスローガン、手前には「カネより安全、第2のセウォル号にならないように鉄道安全を必ず守る!」のスローガン。
「お前たちがいくら踏みにじっても! 反撃はこれから開始だ!」の横断幕を持った解雇者が壇上に並んだ。6・8国鉄集会に来日した鉄道労組ソウル本部のオムギリョン本部長も決意表明。
最後に、キムミョンファン委員長が「セウォル号惨事以後、鉄道安全に対する社会的要求が広がっているにもかかわらず、政府と鉄道公社は、鉄道分割・民営化推進のために労組の気勢をそぐことにだけ集中している」と批判し、「鉄道安全を要求する現場組合員まで解雇し、強制転出と構造調整を押し通す中で、鉄道労働者の選択は、降参宣言でなく闘争する以外にない」と断じた。「4つの闘争指針」(▲ストライキ準備のための必須維持者名簿を再作成して31日までに提出する▲鉄道労組幹部は8月集中闘争を展開する▲8月ゼネストを含んだ総力闘争のために闘争態勢を準備する▲安全な鉄道運行のための規定遵守に突入する)を読み上げ、7月~8月総力闘争を宣言した。
6・8国鉄集会をもって合流を果たした日韓の鉄道労働者の民営化阻止の闘いが、いよいよ力を発揮する。胸躍る反撃の開始だ!(K)
写真:3、4枚目は19日の全国鉄道労組の決意大会。6・8集会に参加した鉄道労組ソウル本部のオムギリョン本部長が発言しています
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