ジャパン・タイムズに星野闘争の記事
11月19日発行の英字新聞ジャパン・タイムズに、星野闘争を紹介する画期的な記事が掲載された。
1面の真ん中に、「JUSTICE FOR HOSHINO(星野に正義を)」と星野文昭同志の写真入りで記事の案内が出ており、本文は10面に4分の3程も紙面を割いて掲載されている。
メイン・タイトルは、「渋谷暴動のリーダー、星野の解放のための妻の数十年の闘い」となっている。サブ・タイトルは、「支持者たちは1971年の事件の隠された全証拠の開示と再審を求めている」である。
10面を開くと、9・8徳島刑務所デモの写真が大きく写っている。また、徳島刑務所が墨塗りした手紙を暁子さんが持つ写真もある。記事は、星野同志の闘いの紹介から始まる。彼が、沖縄返還協定の批准に反対して200人の労働者・学生と共に渋谷に突入して闘ったこと、75年に逮捕され40年近い獄中闘争を続けていること等が、簡潔に、しかし正確に記されている。星野同志を「殺人罪」にでっち上げるために6人の学生にウソの供述が強制され、その内3人が少年だったことも記述されている。
次に、暁子さんが星野同志と知り合い、愛情を深めて、結婚に至る過程が描かれている。この部分は、9月に発刊された『愛と革命』を英語で読んでいるようだ。
徳島刑務所の非人間的な処遇と不当な懲罰も具体的に描かれている。その中で星野同志が絵を描く権利をかちとり、「FumiAkikoカレンダー」が作製されていることも紹介されている。日本の検察官がすべての証拠を法廷に提出しないこと、核心証拠であるKr供述の服装の色が違っているのに、再審が開始されないことを弾劾ししている。
全国に24の救援会が結成され、400人の結集で徳島刑務所デモを闘ったことを伝え、「彼は必ず解放されます」という暁子さんの言葉で記事は終わる。
星野闘争勝利の大きな武器ができた。この記事はただちに世界に発信され、「愛国者法違反」で懲役10年とされたリン・スチュアート弁護士や、でっち上げ殺人罪により終身刑とされたムミア・アブ-ジャマルのもとにも届けられた。
星野闘争を世界に伝え、12・1星野全国集会に総結集しよう。都心デモで、裁判所・検察庁・法務省に怒りを叩きつけ、星野文昭同志を奪還しよう。(K)
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