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無罪を死守したぞ! 闘えば勝てる! 法大「暴処法」裁判控訴審で全員無罪!

20140213b-1.jpg 「控訴を棄却する」、東京高裁刑事第12部・井上弘通裁判長が判決文を読み上げた瞬間、法廷は歓喜の渦に包まれた。
 2月12日、法大「暴処法」弾圧裁判控訴審の判決公判が行われ、2012年5月の一審判決に続いて、被告人全員に「無罪」が言い渡された(被告は新井拓、内海佑一、織田陽介、恩田亮、増井真琴の5人)。

20140213b-2.jpg 無罪死守の大勝利だ! 有罪率99・9%以上の「反動の牙城」である東京高裁を戦場に控訴審は闘われてきたが、国家権力を完膚なきまでにうち破った! 暴処法裁判弁護団長である鈴木たつお弁護士を押し立てて12684票を獲得した2月9日の東京都知事選に続き、2014年決戦の冒頭で巨大な革命の火柱がうち立てられた! 「現代革命への挑戦」はさらに発展している。
 「逆転有罪判決」を確信していた公安検事、そして法廷外の廊下にたむろする公安刑事どもは、何が起こっているのか分からない表情で茫然(ぼうぜん)自失。デッチあげが完璧に粉砕された敗北を突きつけられ、下を向いてガタガタうち震えるのみだ。傍聴席に潜り込んでいた法大当局側弁護士は、無罪判決を聞いた瞬間に脱兎(だっと)のごとく法廷から逃げ出していった。ぶざまな姿をさらす検事・刑事・法大当局に対し、被告団と傍聴人から「謝罪しろ!」の怒りのシュプレヒコールが容赦なくたたきつけられた。
20140213b-3.jpg 勝利の核心は一つに、「監視カメラ映像の不鮮明さ」だ。人物特定など到底不可能な粗いピクセル画像を見て、「私には見える」と言いきったエセ学者・橋本(日本歯科大学教授)の証言は完全に退けられた。法大極悪職員・小川証人と裏切り者・玉聞証人の人物特定も退けられた。星野文昭同志の裁判でも焦点となっている「既知関係にあるから特定できる」という検事の主張は100パーセント否定された。
 二つに、法大OBのI君の「宣誓拒否」と「調書不採用」だ。第4回公判で、検察側証人として証言台に立たされたI君は「調書は警察に脅され自分の意志とは無関係に書かされたもの」と訴えて宣誓を拒否した。それは革命的決起だった。団結破壊が目的の暴処法弾圧をうち破った。これが無罪戦取の決定的柱となった。検察は最終弁論で「I君は自らの意志で調書にサインした」などとぬけぬけと言い放ったが、判決では「信用できない」と却下された。
 三つに、被告団・弁護団の原則的で団結した闘いが高裁・国家権力を追いつめ、無罪を実力でもぎりとった。団結して原則的に闘えば勝てることを示しているのが法大「暴処法」弾圧との闘いであり、法大闘争だ。この地平をあらゆる職場・キャンパスに広げよう!
 法大闘争は勝利している。団結破壊の「暴処法」弾圧は逆のものへ転化し、文化連盟委員長の武田雄飛丸君を先頭にキャンパスから闘いが巻き起こり、全国大学での学生自治会建設へと突き進んでいる。また、鈴木たつお都知事候補の「戦争させない」「被曝させない」「貧困・過労死許さない」「だからオリンピックやらない」「弾圧と闘う」という鮮明な訴えが、青年労働者・学生に浸透し、決起を生み出している。こうした闘いが再びの無罪をもぎりとる力となった。
 改憲・戦争・原発再稼働に突き進む安倍政権に、都知事選決戦と暴処法無罪は決定的な打撃となる。安倍は絶対に打倒できる。ロンドン・地下鉄労働者や韓国・民主労総のストライキと連帯し、14年決戦の大爆発へ突き進もう! 3年目の3・11郡山集会に駆けつけよう!
 また、法大暴処法裁判は敵の上告策動を粉砕して「無罪」を確定させ、「東大ポポロ事件」(1952年発生の東大生への暴処法弾圧。地裁・高裁で無罪をかちとるも、最高裁で原審破棄で差し戻され1973年に有罪が確定)をこえる日本階級闘争の金字塔をうち立てることに挑戦する。
 何よりもわれわれは、法大闘争と日本学生運動の大爆発をかちとることを決意している。来る3月14日の「法大弾圧8周年デモ」に集まろう! 武田君への「無期停学」処分を撤回させよう! そして、この弾圧にくみした者すべてに絶対に責任をとらせる。
 これまで支援・協力をいただいたすべてのみなさんにあらためて御礼と感謝を申し上げるとともに、勝利に向かってさらに団結を固め闘います。(暴処法弾圧裁判被告団)

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