3・14法大弾圧8周年 デモを打ち抜き、9年目の法大闘争に突入。
3月14日、「3・14法大弾圧」から8年目のこの日、法政大学文化連盟の呼びかけで、法大包囲デモが打ち抜かれた。暴処法無罪の地平から、「処分撤回!」を掲げた集会は、終始解放的にかちとられ、「原則を貫いて闘えば勝てる!」と誰もが確信した。
法大闘争の歴史は06年3月14日、大学当局による立て看板の規制に声を上げた学生が一斉に逮捕された、いわゆる「3・14法大弾圧」から始まる。200人の公安警察が、29人の学生に一気に襲い掛かるという希代の大弾圧は、新自由主義大学の象徴と言うべき事態だった。それ以来、法大闘争は、新自由主義大学との対決の最大の決戦場として、全国の戦闘的学生の結集軸として取り組まれてきた。120人以上もの学生が逮捕されるという、敵階級との激しい死闘戦の中で、膨大な学生が自らの人生をかけて決起し、2月26日にはついに、09年暴処法弾圧における無罪の確定判決をもぎり取ったのである。
集会はこれらの地平を継承し、発展させて、監獄大学としての法政大学に、必ずや学生自治の砦(とりで)をよみがえらせる決意がみなぎっていた。全学連の斎藤郁真委員長は、「3月14日は、絶対に忘れられない日。法大闘争はここから始まった。8年目のこの日を、暴処法無罪の上に迎えられることができて、本当にうれしい。今年は絶対に、武田君への処分を撤回させる!」と自らの決意を明らかにした上で、その要として自治会建設を呼びかけた。
集会後のデモは、暴処法無罪をかちとった法大生の扇動で解放的に打ち抜かれ、沿道からの声援や飛び入りも生まれた。
最後に、文化連盟の武田雄飛丸委員長が「暴処法の無罪は学生運動の金字塔。ここから4・25に攻め上り、規制をすべてぶっ飛ばして、処分を撤回させよう。追い込まれているのは、田中優子新総長体制だ」と発言し、集会を締めくくった。
今回の行動で、何よりも重要だったのは、文化連盟が要求書を提出したことだ。内容は、暴処法無罪の地平の上に、武田君への処分の撤回と暴力職員の追放を求めるものだ。これに恐れをなした法大当局は、委員長の武田君を複数人の暴力職員で排除した挙句、「文化連盟からの要求書は受け取れない」「落し物として受理する」というふざけた態度を取ってきた。これが、仮にも大学の姿だろうか。法大の社会的権威は地に落ちている。
反転攻勢はすでに始まった。弾圧職員も公安警察も、ほとんど崩壊している。緊張感に耐えられず、笑い出す職員が別の職員にたしなめられる始末だ。こんなやつらに学生の未来を任せておけるはずがない。
法大当局は完全に追い詰められている。主導権は、闘う学生が握り始めている。武田君への処分を撤回させ、新自由主義大学に断を下そう。すべての学生は、4・25法大解放総決起集会に万難を排して集まろう!(首都圏学生A)
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