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動労連帯高崎 籠原駅前で春闘行動 外注化・強制出向粉砕を訴え

20140328a-1.jpg 動労連帯高崎は3月20日、春闘行動に決起した。早朝からJR高崎線・籠原駅前や籠原運輸区、高崎車両センター籠原派出、高崎鉄道サービス(TTS)籠原事業所前でビラまき宣伝行動を展開した。午前8時半には籠原駅前に集結し、強制出向反対、民営化反対、運転保安確立、大幅賃上げを求めて決起集会をかちとった。

 JR北海道事故や京浜東北線川崎駅事故、JR貨物やJR三島会社の経営危機が示すように、国鉄分割・民営化は破綻していると訴えた。自治体労働者は、ベビーシッターによる乳児死亡事件に見られるように、自治体の民営化・公的部門の民営化によって公共性が崩壊したと指摘し、民営化は間違っていると強調した。
 ビラの受け取りはよく、顔見知りの労働者と会話になった。8時50分に泊まり明け勤務を終えて構内から出てきた漆原芳郎副委員長が、マイクを取って訴えた。
 「籠原では構内運転手としてTTSのプロパー社員が育成されており、4月から現場勤務に入る。彼らの基本給は14万9500円だ。動労連帯高崎は、JRの構内運転手がTTSへの出向を強制されることに反対してきた。出向はいずれ転籍させることが狙いで、大幅な労働条件の悪化、低賃金化になる。まさにそのような現実になっている。TTSの清掃労働者の賃金は、パートの場合13万円くらいにしかならない。契約社員でも14万4200円、これでは暮らしていけない。4月16日には強制出向無効確認の裁判がある。動労連帯高崎は大幅賃上げ獲得、外注化・出向反対で闘い抜く」と宣言、圧倒的な注目を浴びた。
 同日夜、一般合同労組さいたまユニオンの仲間などとともに大宮で春闘集会を開催した。20人近くが結集し、それぞれの職場の闘いを報告、闘いの決意を確認した。車両センターの労働者が参加し、工場構内運転の外注化への怒りを語った。国鉄解雇撤回10万筆署名を訴える大宮駅街宣で出会った21歳の青年労働者も参加し、「青年に怒りの表わし方を知らせてほしい」と訴えた。
 さらに、労働者派遣法の改悪案が閣議決定―国会提出が強行されて生涯派遣が強いられようとしている中で、4月25、26日のジェコー闘争への結集が呼びかけられた。教育の民営化が激しく進行する中での新採教員への非正規職化・解雇攻撃との闘いが報告された。
 安倍の「賃上げ要求」に応えた形の大手春闘だけが報道されるが、地域の賃金闘争ははるかに厳しい。外注先や下請けの賃金闘争はまさにこれからだ。非正規職撤廃、改憲反対、安倍打倒に向けてともに闘おう。(B)

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