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10・19福岡労働者集会 羽廣さん、「全国で動労総連合を」と訴え

20141021a-2.JPG 10月19日、福岡市内で国鉄闘争全国運動・九州主催の「戦争と民営化と闘う福岡労働者集会」が開かれ45名が結集した。
 会場は、パワハラ訴訟で勝利した労働者や地域の組合やNAZENの活動家などが結集し、用意した椅子が足りなくなった。
 集会は青年女性労働者の司会で始まり、冒頭、「9・11郡山闘争」のビデオ上映と「星野文昭さんを取り戻そう」と参加者全員が「ソリダリティ」の合唱を行った。

20141021a-1.JPG 竹内良夫代表が「本集会を戦争と安全無視、解雇の安倍への怒りを集める集会にしよう」と開会あいさつを行い、集会の「一部」が始まった。
 最初は、最高裁で「労働組合つぶしをねらった偽装廃園」という勝利判決をかちとった虹ヶ丘労働組合だ。野下英二委員長は、虹ヶ丘闘争の現局面を報告しながら、「労働組合つぶしのために虹ヶ丘学園を廃園にした黒幕は、県だったことが分ってきた。これに責任をとらせなければならない」と訴え、11・18虹ヶ丘廃園無効確認訴訟判決闘争への結集を呼びかけた。
 本集会のメインは国労小倉地区闘争団の羽廣憲さんの「7・1情勢とJR体制打倒・国鉄決戦の展望」と題した50分の集会提起だ。羽廣さんは、「私たちは国労の再生のために必死で努力してきた。しかし、国労大会や9・3判決に示された今の国労に、もう未来はない。だが国労組合員の多くは『闘う組合』だと思っている。求められていることはJRの中に闘う労働組合をつくることだ。今こそ全国に動労総連合をつくろう」と訴え、「7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定は戦争をする国になる宣言だ。私たち労働者にアイマイさを許さない闘いを求める」「今こそ労働組合を奪い返し、戦争と民営化の安倍を倒そう。11・2労働者全国集会に結集してください。ここから新自由主義と安倍を倒す新たな闘いを開始しよう。それをやるのは私たち労働者です」とで力強く呼びかけた。
 「二部」は「原発、改憲・戦争を許さない!」「われら戦争と大失業攻撃と闘う!」という訴えだ。
 原発による被曝労働を告発して闘う梅田隆亮さん、NAZENナガサキ、NAZEN福岡の仲間が訴えた。9・28川内原発再稼動反対鹿児島全国集会の高揚を受け、NAZEN福岡の仲間は、「世の中を変えるために、生活の中から変えなければならない」と訴え、川内原発再稼動阻止の決意を語った。
 10・15福岡産業開発第2次闘争の勝利報告は全参加者を大いに鼓舞した。10月末の雇い止め攻撃をはね返した当該の組合員と一緒に登壇した合同労組レイバーユニオン福岡の吉田理委員長が登壇。吉田委員長は、「非正規のわが組合員にかけられた2度目の雇い止めを粉砕した」「未払い賃金も含めて完全勝利した」ことを報告し、「多くの労働者が泣き寝入りしていてはならない」と訴え、盛んな拍手を浴びた。
 また労働組合を取り戻すために奮闘している運輸労働者やス労自主、さらに自治体労働者、戦争教育と闘う教育労働者が相次いで登壇し、闘いを報告した。
 事務局からの訴えの後、手嶋浩一代表が、興奮気味に、「今こそ労働者が、闘う労働組合をつくるために実践に出ることだ」とまとめ、11・2集会結集への固い決意をこめて運輸労働者の団結ガンバローで締めくくった。国鉄闘争全国運動・九州と福岡の階級的労働運動はしっかりとした足取りで前進している。(福岡A)

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