郡山国鉄集会 動労水戸支援共闘結成へ決意
雪混じりの寒風が吹きすさび、体が飛ばされそうな中、断固「戦争と首切り許すな!労働組合の力で安倍を倒そう!」と集会の直前まで、郡山駅前街宣行動を貫徹した福島の同志を先頭に、東北の仲間が組合旗を持って続々と結集してきた。その数110人。熱気あふれる中、集会が始まった。
主催者あいさつに立った国労郡山工場支部の橋本光一さんは冒頭、「2月3日の福島大学で反原発のチラシをまいていたA君に対するデッチあげ不当逮捕を絶対に許さない。3・11反原発福島行動の爆発で反撃する」と宣言。「そのためにも国鉄闘争を先頭に、全国の職場に階級的労働運動を確立しよう。動労総連合の青年と固く団結し、動労千葉・動労水戸と一体で闘う労働組合に根本的に作り変えていこう」と力強く提起した。
特別報告は動労水戸副委員長の辻川慎一さん。「中東、ウクライナ、朝鮮半島など戦争情勢に突入している中、安倍政権は後のない暴走をしている。この時代に自分たちはどう向き合うのかが問われている。宗教では世界はひとつになれない。労働者階級の団結によってしかひとつになれない。本来、人間社会は他者の労働を前提とした共同性(協働性)で成り立っている。資本主義社会は、その共同性をバラバラにすることで支配している。世界の労働者が団結してひとつになった時、新しい社会が生まれる。動労水戸は被曝労働を絶対に許さない闘いをやってきた。原発のない、子どもたちの命を守る、青年たちが生きられる社会をつくるためにどうするか、つきつめた時に労働者は必ず立ち上がる。福島の怒りが4年で終わるはずがない。われわれが絶対にあきらめないと闘った時、新しいものが必ずできる。現に動労水戸の青年が立ち上がっている。動労水戸支援共闘を、ひとりひとりの存在の決定的性をはっきりさせてつくり上げよう」と訴えた。
辻川さんに続いて、動労水戸支援共闘の結成に向け事務局の青年から「すべての労働者の利益を体現するのが労働組合。動労水戸はそうした階級性でもって被曝労働と向き合った。みんな自分の職場で支援共闘をつくろう。それと一体で原発労働者、除染労働者の中に労働組合をつくろう」と熱いアピールがなされた。
六ヶ所村の核燃サイクル基地や大間原発と闘い抜き、「被曝労働拒否の闘いは労働組合の生命線」と核心を語った南部バス労組、福大弾圧にビビる青年労働者と『前進』フラクを通して合同労組加盟を真正面から呼びかけて闘っているふくしま合同労組、「動労水戸のように青年労働者を組織していく」と決意を語った全金本山労組を始め、自治体、教組、郵政の労働者、星野さんを取り戻す会、婦人民主クラブ全国協、全学連、3・11実行委から報告と決意が語られた。集会後は全員で吹雪の郡山駅頭に飛び出し、青年の怒りあふれるコールでデモをやり抜き、郡山の労働者市民と熱いエールを交換した。この勢いで3・11へ攻めのぼろう!(福島・F)
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