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法大・武田君処分撤回裁判 最終弁論、法廷を圧倒 〝団結の力で処分粉砕を〟

 3月13日、法政大学の武田雄飛丸君(文化連盟委員長)の無期停学処分撤回裁判の最終弁論が行われた。
 石田亮弁護士が最終準備書面の陳述を行った。第一に、12年10月に法大で講演した放射線影響研究所の大久保利晃理事長が「原子力ムラの一員」だと明快に論じた上で、実際に当日の講座に出席した法大生・山本一如君の証言からも「授業妨害」などではまったくないことを明らかにした。

 第二に、御用学生団体・学祭実行委員会の問題だ。学祭実は「過去の暴力行為」などのデマをデッチあげて文化連盟の仲間を学祭実主催の行事に参加させないと通告してきた(12年4月)。この通告以降、武田君が抗議活動を行ってきたことが「迷惑行為」とされた。だが、この時点で学祭実は法大生に正式に承認されていない。また「過去の暴力行為」など一切なく、学祭規制強行反対の先頭に立つ武田君を強制的に排除するためだけのものだった。
 第三に、被告法大当局は、12年の10・19法大1千人集会を先頭とする一連の抗議活動が「名誉毀損(きそん)」であり「迷惑行為」だと述べている。しかし、本件処分が06年3・14弾圧以来の学生運動つぶしの一環であることは明白だ。しかも、武田君が入学直後に文化連盟の仲間からビラを受け取り会話しただけで、弾圧専門職員から「お前はアカだ!」などと罵声を浴びせられ、学生証チェックや盗撮の対象とされた。武田君の抗議活動は正当なものだ。
 第四に、処分に至る手続きに関しても、鈴木靖・国際文化学部長(当時)による武田君への呼び出しは虚偽の理由による「アリバイづくり」にすぎず、武田君の意見には一切耳を傾けなかったどころか、法大当局と学祭実への批判をやめよと強要するものであり、きわめて偏った意見にもとづいた処分である。
 武田君が怒りの意見陳述を行った。武田君は「時代は戦争に向かっている」と述べ、政治弾圧としての「無期停学」処分の不当性を明瞭にするとともに、新自由主義と闘う全世界の労働者民衆と団結し、本件処分を打ち破ると宣言した。
 次回裁判は安保・戦争国会まっただ中の6月29日(月)午前11時。大結集で不当判決を粉砕しよう!(首都圏学生・Y)

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