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京大同学会 闘う執行部再確立 作部君らに支持広がる 自治会の力でストライキを

20150612d-1.jpg 京都大学に安倍戦争政権打倒のストライキをめざす自治会執行部が誕生しました! 全学自治会同学会の中央執行委員会予備選挙で「安倍政権の戦争を止めよう! 山極(総長)・杉万(副学長)体制打倒! 10月ストライキ」を訴えて立候補した作部羊平候補者団が信任をかちとりました。この勝利は、安倍の戦争政策と大学改革へ怒り高まる学生の進むべき道筋を指し示しています。

 選挙は4月30日に公示され、6月5日の開票の結果、候補者団は投票総数1219票、有効投票1027票のうち560票の信任を得ました。この1カ20150612d-2.jpg月、世界情勢はますます戦争か革命かをめぐって非和解的に推移しました。安倍政権が安保関連法案を閣議決定する一方、沖縄県民大会に辺野古基地建設に怒る3万5千人が結集し、沖縄大学自治会選挙も昨年を倍する信任票で成功しました。韓国ではパククネ政権打倒のゼネストへ民主労総が前進しています。
 韓国・沖縄の闘いに日本・本土の学生がどう応えるかが問われました。作部候補者団は、反戦を闘う学生運動と学生自治会再建に変革の力があると訴えました。「なぜ安倍は『解釈改憲』という中途半端な手段をとったのか? なぜ明らかな戦争法案を『平和安全法だ』『自衛隊のリスクは増えない』と強弁するのか? それは、第2次大戦の敗北を受けた大衆の強烈な『戦争反対』の思いが労働運動・学生運動として結実する中で、容易に戦争できない力関係があるからです」「大学は現在の体制をのりこえて新しい体制をつくるために社会に開かれたところです」「(山極総長体制は)大学が国家に位置付けられ、戦争協力をさせられる現状になっていることに対し、何の立場も持っていない」「山極総長体制は、私たちにとっては乗り越えられるべき存在です」(作部候補者団のビラ)
 この訴えと闘いに多くの合流が生まれました。信任560票への不信任467票は、例年にない僅差(きんさ)です。新入生を中心に、候補者団の提起を現情勢と照らし合わせて真剣に吟味し決断した結果です。これ自身がストライキへ向かう重大な1歩目です。昨年までの中執の闘いを見てきた上回生、院生、自治寮生も圧倒的に投票しました。沖縄闘争に参加し、ゼネスト情勢を目の当たりにした1回生も選挙管理委員としてともに闘いました。
 学生の決起にあわせて教員の決起も始まりました。英語クラス数の削減による人件費削減・労働強化に怒る教員は、授業前時間を投票に当てることを歓迎しました。
 選挙の渦中での京都市内デモ(本誌前号で既報)も重要でした。戦争を止め新たな社会をつくる「革命の砦(とりで)」として大学を奪還する意義を社会に訴え、繁華街を行進しました。
 一方、当局と結託して既得権益を私物化してきた旧同学会役員は完全に鳴りを潜めました。大学当局は選挙を非公認とする「公示第4号」を出しましたが、逆に旧同学会役員との癒着関係を追及され大義のなさをあらわにしています。「私達は既に民主的手続きを終わらせています。大学当局に対して、私達は実力行動、つまりストライキで対峙します」(候補者団ビラより)。学生は6・15国会包囲行動へ!
 すべての力を学生自治会に結集し、大学ストライキ―ゼネストを実現しよう! (N)

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