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相模補給廠爆発事故 米軍基地に緊急抗議 〝朝鮮戦争情勢と一体だ〟

20150905f-1.jpg 9月3日、爆発事故で基地周辺住民を不安に落とし込めた米軍相模補給廠(しょう)は、爆発事故弾劾! 基地撤去! の怒りに包囲された。8月25日未明の事故発生以来、「全学連来る」の宣伝に歓呼の声が上がった。緊急抗議闘争に駆けつけた青年と女性の大合流は、72年相模原闘争以来の規模であった。

 午後6時、相模原駅前公園で、婦人民主クラブ全国協議会の仲間の司会で集会が始まった。神奈川労組交流センターの代表は、朝鮮半島での戦争情勢と爆発事故は一体であり「基地と軍隊は労働者の命を守らない」と弾劾し、闘う労働運動と国際連帯で戦争を止めると宣言した。今回の事故で沖縄ゼネストに連帯した相模原闘争の記憶がよみがえったとし、安倍打倒の9・13国会闘争への総決起を訴えた。「新自由主義の戦争と大失業に対しゼネストで社会を変えよう。戦争法の参院採決強行情勢に8・30の12万決起をはるかに上回る国会闘争をつくりだそう」
 地元の病院労組、合同労組、婦人民主クラブ全国協の発言が続く。「職場は組合つぶしと退職金削減など当局との非和解な闘いの中にあります。労働組合が『戦争か革命か』を決めます」「20代の頃、連日職場から30人の仲間が相模原闘争を闘った。補給廠の爆発事故は沖縄普天間事故とひとつだ。外注化阻止・非正規職撤廃の力で、9月最大の国会闘争を闘う」「全学連とともに闘えることが最高の喜び。相模原闘争で婦人民主クラブは生まれた。8月婦民全国総会は、階級的労働運動とともに豊かな全人民の決起をつくり革命に勝利することを確認した」
 全学連が登場した。「地元の学生として、爆発事故は衝撃的であり、ふざけるなと言いたい。抑止力や自衛権ではなく国際連帯に戦争を止める大きな展望がある。動労総連合と法政大学で自治会をつくって戦争を止める」(神奈川大学)、「事故は戦争法案への怒りを倍加した。9月国会闘争は8・30を上回る決起でストを闘う組合と学生自治会をつくって必ず勝利を開こう」(神奈川工科大)、「全学連大会で副委員長になりました。沖縄でも墜落事故が続発。朝鮮半島の戦争情勢に民主労総のゼネストが闘われている。『オール沖縄論』に対して国鉄闘争と民営化阻止・非正規職撤廃のストライキで闘う」(沖縄大学)
 全学連・斎藤郁真委員長がまとめを行った。「基地は生活も命も守らない。基地を撤去して戦争を止めよう」「大学も同じです。大学は防衛省との共同軍事研究機関に成り下がり、経済的徴兵制が押し寄せています。何が何でも大学でストライキを切り開くことを大会で熱烈に決定しました。戦争を止める力は日本中で生まれています。9・13国会へ集まろう」
 相模原駅から矢部駅まで基地を包囲する熱気あるデモは、住宅やマンションのベランダからの歓声で迎えられた。緊急闘争へのビラまきを手伝う人が生まれ、「僕、行きます」「爆発事故は怖かった」「基地労働者だった」と声が寄せられた。
 安倍の戦争法案への怒りとひとつになり、新たな闘いの時代が始まったことを確信させた。9月国会・国鉄決戦に勇躍、総決起しよう。(神奈川労組交流センター・B)

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