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動労総連合が全国で春闘行動③ 三江線廃止に反対 地元の江津で集会と街宣

 動労西日本は3月21日、島根県江津市の総合市民センターで三江線廃止に反対する現地集会を開催した。
 集会に先立ちJR江津駅前で街頭宣伝を行った。駅前は閑散としていて乗降客も少なかったが、地元の労働者がビラまきに積極的に参加するなど、三江線廃止反対の訴えには誰もが注目し、大きな手ごたえがあった。国鉄解雇撤回の新署名も次々と集まった。
 集会はNAZEN山陰の仲間が司会を務めた。主催者あいさつに立った大江照己委員長は、三江線の廃止に沿線の自治体・住民が真っ向から反対している中で、動労西日本だけがその思いに応えて、JR内で労働組合として絶対反対を掲げて闘っていることの意義を強調した。

 基調を報告した鷲見貢・米子支部長は、国鉄分割・民営化が根底的に破産している現実をデータを駆使して暴き出し、「水平分業」と称する全面外注化・総非正規職化やローカル線切り捨てにのめり込むJRを徹底的に弾劾した。そして、三江線廃止絶対反対の闘いは新自由主義を粉砕する闘いであり、労働者・労働組合と住民が団結して闘う中に勝利があると鮮明に打ち出した。
 岡崎昭夫執行委員が、3月16日の広島印刷事業所での第1波ストを全組合員の総決起と広島連帯ユニオンとの固い団結のもとに貫徹したと報告した。そして、第2波・第3波ストを貫徹し、動労西日本の組織拡大と7月の印刷事業所廃止阻止へ闘うと宣言した。
 広島から駆けつけた仲間を代表して発言した「安芸太田町学校統廃合の不条理をただす戸河内・上殿連合訴訟の会」の大江厚子さんは、JR可部線の廃止が地域社会の過疎化を一挙に促進した事実を怒りをもって報告した。安芸太田町の住民決起は、安倍政権の896自治体消滅攻撃との闘いの最前線だ。大江さんは自身の闘いの教訓から、「JRの廃線攻撃に打ち勝つ鍵は労働組合の決起にある」と訴えて、動労西日本を激励した。
 活発な意見交換が行われ、三江線廃止阻止へ沿線の人びととの団結を強め、動労総連合建設を全力で進める方針を確認した。(山陰 T・K)

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