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動労総連合が全国で春闘行動④ 札幌 総連合の結成へ集会 北海道新幹線開業に反撃

20160331c-1.jpg 3月20日、札幌で動労総連合・北海道の結成に向けた集会が開かれ20人が参加した。京大反戦ストへの弾圧を粉砕して6学生が奪還されたことを伝える学生のビラが配られ、集会が始まる前から高揚感がみなぎった。
 急な病で参加できなかった元国労札幌闘争団の長尾信一さんがメッセージを寄せ、「1047名闘争から動労千葉を排除して和解した国労は完全におかしくなっていた。自分を含め闘争団は大半が(和解に)ハンコを押したが、動労千葉や国労闘争団の4人が頑張っている。JRを許さない闘いを支援したい。皆さんと一緒に北海道に動労総連合を旗揚げしたい」と表明した。

 集会に駆けつけた国労秋田闘争団・国労組合員資格確認訴訟原告の小玉忠憲さんが、「動労総連合・北海道結成の決断に感動して激励に来た。長尾さんの決断に敬意を表したい」と発言した。そして、自ら参加した動労総連合・新潟のストライキについて報告し、「非正規労働者はストで本物を認知する」と強調した。また、戦争を止め、生きぬくために安倍を打倒し階級的労働運動を創生しようと訴えた。さらに、国鉄闘争は階級的労働運動を構築する基軸となると提起し、「JR北海道の現実は分割・民営化の完全な破産を示している。年間50億円の赤字を生む北海道新幹線は、道内ローカル線8割の切り捨てに直結する。動労総連合の結成で反撃しよう」と呼びかけた。
 動労総連合・新潟からのメッセージ紹介に続き、動労総連合・北海道結成準備会が経過と方針を提起し、次のように動労総連合結成の意義を説き明かした。「北海道新幹線の開業は、新幹線そのものの安全さえ危惧されるが、赤字拡大や安全確保を口実に道内の在来線全体で利用者への負担増と路線の切り捨てが始まっている。新幹線開業に対し、動労総連合・北海道の立ち上げを今の時点で宣言して反撃を開始する」「少数でもまともな労働組合があれば、この現実は変えられる」「朝鮮侵略戦争の切迫下、民間船員の予備自衛官補としての徴用が始まっている。分割・民営化に絶対反対で闘い、国際連帯とスト、被曝労働拒否で闘う動労総連合の建設こそが戦争を止める」
 また、JR北海道の安全崩壊は島田修社長体制のもとでさらに深刻化していることを暴き、2013年度に6300本だった運休本数が14年度には8500本、15年度には1万1500本に激増している事実を指摘した。そして、この状況は外注化・非正規職化による団結の破壊と労働者から誇りを奪った結果だと述べ、「1047名の解雇撤回をかちとることが団結回復のために絶対に必要だ」と訴えた。
 さらに、先週の婦人民主クラブ全国協北海道支部の結成は、JRで働く女性労働者との結合をかけた女性たちの決起だったことを明らかにして、「産別を超えて各職場で派遣法粉砕・非正規職撤廃の闘いに立ち上がることで、動労総連合・北海道の結成を切り開こう」と方針提起を結んだ。
 星野文昭さんの弟の修三さんとそのお連れ合いのゆかりさんが連帯あいさつをし、4月で70歳を迎える星野さんを必ず取り戻そうと訴えた。
 婦民全国協北海道支部が「動労総連合とともに闘うために支部を結成した」と発言し、道南ユニオンは「動労総連合建設を日常的に闘う」と述べ、自交総連SKさくら交通労組は「自分の職場でもストをやる」と決意を示し、不起立闘争を闘う教育労働者は「動労総連合を支える運動に全労働者を獲得しよう」とアピールした。
 全参加者は確信も固く団結ガンバローのこぶしを挙げた。
(札幌 J・S)

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