3・26代々木公園 原発反対で3万5000人 共同診療所ブースが大盛況
3月26日、東京・代々木公園で「原発のない未来へ!/つながろう福島!/守ろう命!3・26全国大集会」が開催された。さようなら原発1000万人アクションなどが主催し、代々木公園サッカー場、野外音楽堂、ケヤキ並木を埋める3万5千人が参加した。3・11福島原発大事故から5年。原発事故の収束もできない中で原発再稼働に突き進む安倍政権への怒りはますます広く燃え盛っていることを示した。
野外音楽堂の真正面には、集会スローガンを最も体現した福島診療所建設委員会のブースが出された。「ふくしま共同診療所/東京でも甲状腺検査」と大書したプレートに注目が集まる。診療所を知っている人も多く、「基金を送り続けています」「応援しています」と次々と声をかけてきた。カンパ箱に基金を入れる人、診療所を紹介するリーフレットを買い求める人など、引っ切りなしに人が訪れた。
めいが大熊町に住んでいたという女性は「通院していた病院で甲状腺検査をしてもらえず、困っていたところでふくしま共同診療所を知った。めいに教えたらすぐに診療所に行った」と話した。
同ブース前では三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんが、自らつくった野菜を販売。試食にゆでた里芋とさつま芋を振る舞うと群がるように人が集まり、「これはおいしい」と次々と買い求めて、完売した。
集会後は渋谷コース、明治公園コース、新宿中央公園コースに分かれてデモに出発。NAZENは3万5千人の先頭で渋谷コースでデモを行った。「原発いらない!子どもを守れ!戦争反対!核武装許すな」、ひときわ元気なコールのデモに加わる人が続出し、渋谷の若者たちも大注目。写真を撮ったり、コールに唱和する人も多かった。
集会に先立ち、参加者に「反戦ストは無罪」の大見出しの『前進』2734号を配布。国鉄1047名解雇撤回署名や、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会の「無罪要望署名」に応じる姿もあちこちで見られた。
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