1. HOME
  2. ブログ
  3. 居直りと安全破壊のJR弾劾 動労総連合を最先頭に 4・24尼崎闘争に230人

居直りと安全破壊のJR弾劾 動労総連合を最先頭に 4・24尼崎闘争に230人

20160428b-1.JPG 4月24日、尼崎事故を弾劾する全国総決起集会と事故現場までのデモが闘われ、全国から230人が結集した。
 05年4月25日にJR西日本が起こした尼崎事故は、乗員・乗客計107人の命を奪う大惨事だった。この事故を居直り、安全を破壊する外注化・非正規職化に突き進むJRを弾劾して、この闘争は闘いぬかれた。
 集会の冒頭、呼びかけ団体として動労千葉の中村仁執行委員があいさつに立った。中村執行委員は、05年の尼崎事故直後から動労千葉の全運転士が安全運転闘争に決起し、JRによる背面監視や処分と対決して闘ったことを振り返り、「反合理化・運転保安闘争路線が勝利を切り開いてきた」と強調した。また、それは今、CTS(千葉鉄道サービス)の就業規則改悪粉砕の闘いとして貫かれていると発言した。そして、中村執行委員自身が訪米し、メーデー発祥の地・シカゴで世界の労働者との連帯を打ち固めたと報告した。

 主催者あいさつを全国金属機械港合同昌一金属支部の木下浩平書記長が行い、「国鉄闘争に全労働者の勝利の道がある」と訴えた。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長からの力強いメッセージが紹介された。
 基調を動労西日本近畿支部の原田隆司支部長が提起し、「九州・熊本大震災は新自由主義がもたらした階級的犯罪だ」と弾劾した。そして、「安全崩壊に対し反合・運転保安闘争で闘おう」と訴え、「階級的労働運動は勝利の展望を切り開いている」と動労千葉のCTSでの攻防の意義を確認し、「ゼネストを打ち抜く動労総連合をつくろう。国際連帯で勝利しよう」と呼びかけた。
 全国から駆けつけた動労総連合の各組合の発言は圧巻だった。動労水戸の外岡弘執行委員は被曝労働拒否を貫いて常磐線全線開通攻撃を粉砕すると宣言した。動労福島の橋本光一委員長は、郡山総合車両センターで強行された外注化を弾劾し、一層の組織拡大でこれと対決すると表明した。
 動労総連合北陸は真剣な議論を経て組合を結成した経過を語った。動労総連合・九州の羽廣憲委員長は、九州・熊本大震災の被災地救援活動の先頭に立ち、九州に階級的労働運動を打ち立てると言い切った。動労西日本の大江照己委員長と岡崎昭夫執行委員は、広島印刷事業所廃止阻止の闘いの中で組織拡大を実現する決意を示した。関西と広島の労働組合、全学連の決意表明が続いた。
 今年の尼崎闘争は全国の動労総連合の力でもぎり取られた。動労総連合・北海道結成準備会、動労連帯高崎、動労神奈川、動労総連合・新潟からのメッセージが寄せられ、総連合の団結はさらに固まった。特に、動労総連合・九州が大震災被災地救援を訴え、九州における闘いの柱として登場したことは決定的だ。
 集会後、事故現場までのデモを貫徹した。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択