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極右・反動、新自由主義の新都知事・小池百合子を打倒せよ 都労連の戦闘的再生で「働き方改革」粉砕を

 7月31日投開票の東京都知事選挙で元防衛相の小池百合子=無所属=が291万票を獲得して当選した。元総務相の増田寛也=自民、公明、日本のこころ推薦(連合東京が事実上推薦)=は179万票、ジャーナリストの鳥越俊太郎=民進、共産、社民、生活など推薦(「野党共闘」)=は134万票で、ともに惨敗した。投票率は59・73%で、前回2014年の46・14%を大きく上回った。石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一に続く極右・超反動、新自由主義、改憲・戦争推進の都知事だ。世界大恐慌と世界戦争危機が革命情勢を世界に招き寄せている今、新都知事・小池の新自由主義、労働法制大改悪、改憲・戦争の攻撃が労働者人民の怒りと闘いを呼び起こすことは必至だ。小池は都庁職員に「働き方改革」を迫ろうとしている。都労連の屈服・解体が狙いだ。国鉄決戦を基軸に階級的労働運動を発展させ、都労連の戦闘的再生をかちとり、小池を打倒しよう。

 都知事選の結果が示していることは何か。それに先立つ参院選で議席の3分の2が改憲勢力となったことの本質が顕在化した事態だということである。「3分の2改憲勢力」化は安倍自民党の破綻と危機、自公政権の衰退と瓦解(がかい)の始まりである。それは、沖縄、福島という階級攻防の最火点での自民党の敗北、農民層が離反した東北5県と新潟での自民党の敗北、とりわけ首都圏、特に東京における自民党の得票の激減に示されている。
 そもそも参院選は、首都において舛添要一の腐敗と都知事辞職劇を受け、舛添打倒から安倍打倒へと発展するものとなった。さらに野党共闘は参院選段階ですでに破産していた。
 この舛添打倒から参院選への過程で自民党の凋落(ちょうらく)、自公の破綻、石原、猪瀬、舛添と続いた極右・反動どものあまりの腐敗があらわとなった。小池は、この間隙を突いて、あえて自民党の推薦を「拒否」する茶番劇を演じて都知事選に立候補し、「都政の透明化」「東京大改革」と称して労働者人民の怒りの矛先をねじ曲げて取り込み、「都知事の椅子」をかすめとったのだ。
 だが小池は、改憲・戦争にだれよりも積極的に突き進む極右・超反動である。根っからの核武装論者であり、「在特会」を支持する憎むべき差別・排外主義者である。小池こそ7・26相模原事件(障害者19人を殺害)の元凶である。また改憲推進の極右団体「日本会議」の国会議員懇談会副会長として同会議の中心を担っている。さらに小池は「東京は、アベノミクスの牽引(けんいん)役になるべきだ」「東京を金融のスマートシティに」と言っていることが示すように、世界の富を独占する1%の大資本家階級、巨大金融資本の手先、安倍の手先である。小池の言う「女性が活躍できるよう待機児童をゼロにする」とは、全労働者を非正規職にし貧困にたたき落とすことで資本を肥え太らせる大ぺてんであり、大うそだ。
 こうした小池のおぞましい正体をマスメディアは徹底的に隠蔽(いんぺい)した。小池と同じ穴のムジナ、増田・自公は論外であるが、、鳥越・野党共闘も小池をかけらも批判しなかった。「翼賛勢力」と化した民進、共産ら野党共闘こそ小池を押し上げる役割を果たしたのだ。
 小池の都知事就任がもたらすものは何か。かつてない自民党の分裂、支配階級の混迷と崩壊の始まりであり、新たな非和解的な階級的激突、階級的分岐である。首都における国鉄決戦・階級的労働運動を先頭とする1万6千票の存在は、韓国、米欧と同じ革命情勢を決定的に引き寄せる原動力だ。小池の都知事就任は国鉄決戦と一体となった都労連労働者の新たな決起への号砲である。首都―全国の労働者の怒りの総決起で労働法制大改悪と改憲を阻止し、小池もろとも安倍を打倒しよう。この闘いこそ朝鮮戦争を阻止する国際連帯の闘いだ。11月東京とソウルを中心に全世界共同行動をかちとり、ゼネスト―世界革命へ国際階級闘争を前進させよう。

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