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精研労組が指名スト 10・1東京 夜勤手当削減に反対し

20161006f-1.jpg 4年前に夜勤協定を一方的に破棄した東京武蔵野病院理事会は、夜勤手当を使って看護労働者の間に分断と差別のくさびを打ち込む攻撃をかけてきた。理事会の提案は、「①10月1日から正規職となる看護補助者の夜勤手当を7千円とする。②新人の夜勤訓練者はそれぞれ半額の夜勤手当とする」というものだ。現在の正規職看護補助者・看護師の夜勤手当は1万3千円だ。
 これに対し精研労組は、夜勤手当削減強行当日の10月1日、2人の組合員が指名ストに立ち上がった。

 攻撃は当面、夜勤手当7千円の新たな正規職看護補助者を大量につくり出すところから始まる。他方、夜勤のたびに1万3千円の手当を受け取る現在の正規職看護補助者には、退職強要・解雇に追い込む攻撃がかけられる。新人看護師・看護補助者に対しては、訓練期間であることを理由に夜勤手当を半額にする賃下げ攻撃である。
 ここには、夜勤手当削減にとどまらない、より本質的な攻撃がはらまれている。「夜勤は特別な労働」という考え方を全面否定し、労働基準法をなきものにしようとしているのだ。24時間・365日労働する医療・介護労働者だけでなく、夜勤を行う全産別の労働者がこの攻撃の対象だ。それは安倍政権の「働き方改革」そのものだ。
 夜勤手当、日曜・祭日勤務手当などは、戦後労働運動が闘いによって獲得してきたものだ。そのすべてが新自由主義資本によって破壊し尽くされようとしている。これを許したら、すべての労働者が総非正規化される状況が生み出されるのだ。
 精研労組は数年前に、日曜・祭日手当削減の攻撃を打ち破った闘いの経験を持っている。理事会=資本は、前回の敗北を総括し、より巧妙に労働者を分断するために今回の提案を出してきた。しかし、理事会=新自由主義資本の本質を暴露し徹底して宣伝しぬけば、労働者は必ず団結できる。夜勤手当削減反対の署名は302筆に達した。労組が提出した絶対反対の署名に理事会は戦々恐々としながら、今回の攻撃を強行したのだ。
 精研労組は「200人のストライキ決起」を呼びかけ、その組織化に全力で入っている。10月1日の指名ストはその第一弾だ。労働者・労働組合と新自由主義資本の間に落としどころなどない。実力闘争で労働者・家族の「生きさせろ」の叫びを実現する。そのためにも11・6労働者集会を大爆発させよう。(精研労組・A)

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