尼崎事故4周年弾劾! JR体制打倒へ650人が決起
「尼崎事故4周年弾劾、反合理化・運転保安確立、1047名解雇撤回」を掲げて尼崎現地全国総決起集会が4月25日、意気高く闘い抜かれた。悪天候をついて、全国から650人の労働者・学生が集まった。事故からちょうど4年目となるこの日、事故現場への献花に行くたくさんの人たちが尼崎駅前に来ていた。駅の北口広場で赤旗を林立させて開催された集会に、多くの人が歩みを止めて聞き入った。
集会では、まず動労千葉の田中康宏委員長が呼びかけ人あいさつ。全日建運輸連帯労組関生支部の武谷新吾執行委員がかけつけ連帯のあいさつを行った。基調報告は、国労5・27臨大闘争弾圧被告団の富田益行団長が行い、「国鉄分割・民営化が生み出したのが1047名の解雇であり尼崎事故だ。国家総がかりの労組解体攻撃と、究極の営利優先・安全破壊が尼崎事故の原因だ。一切の責任はJR資本・会社幹部と、その手先になり果てている体制内労働組合執行部にある。今日の闘いはJR資本・JR体制内労働運動と非和解で激突する闘いだ」と訴えた。
続いて、1047名闘争当該である国労小倉地区闘争団の羽廣憲さん、国労秋田闘争団の小玉忠憲さん、動労千葉争議団の中村仁さん、5・27被告団の原田隆司さんが次々と登壇し、力強く戦闘宣言。5・27弾圧裁判弁護団長の葉山岳夫さん、動労水戸、動労西日本、各産別からの闘争報告と決意が続いた。前日の4・24法大解放闘争の圧倒的勝利を高らかに報告した京大生の発言には、ひときわ大きな拍手がわきあがった。
デモ出発時には雨もほぼ上がり、全国から結集した国鉄労働者を先頭にして事故現場までのデモが元気よく打ち抜ちぬかれた。
この日の闘いは、1047名解雇撤回闘争と国鉄労働運動の解体を狙った鉄建公団訴訟控訴審の3・25反動判決と対決し、改めてJR資本との非和解的闘いを宣言する重要な闘いとなった。参加者は、国鉄決戦を基軸に据えて民営化・道州制攻撃と徹底的に闘う中から、6・14全国闘争を闘い、11月労働者集会―日比谷1万人結集をかちとる決意を打ち固めた。(O)
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