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奥深山幸男同志が急逝 遺影に「星野奪還」を誓う

20170223d-1.JPG 星野文昭同志とともに1971年の11・14渋谷闘争を闘い、「殺人罪」で起訴され公判手続き止中だった奥深山幸男(おくみやま・ゆきお)同志が、2月7日の夕刻、誤嚥(ごえん)による急性呼吸不全で緊急搬送され、気道切開のかいもなく、無念にも同日午後10時8分に逝去した。
 2月14日、前橋市内で行われた告別式には前日の通夜式とあわせ約100人の人びとが参列し、奥深山同志の早すぎる逝去を悼んだ。奥深山免訴弁護団の山本志都弁護士には、仙台から通夜式に駆けつけていただいた。

 日典ラサ前橋のロビーには、奥深山同志との結婚を約束しながら早世した女性との写真など遺品が並べられた。
 びっしり書き込まれたノートと毎年の手帳からは、仲間と談笑し、作句と学習、闘病に立ち向かう同志の姿が浮かび上がって来た。
 午前10時45分に始まった葬儀告別式の始めに、革命的共産主義者同盟の天田三紀夫書記長、「奥深山幸男さんの免訴を実現する会」の大塚正之さん、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の狩野満男共同代表が指名焼香をした(全学連の斎藤郁真委員長も通夜式に指名焼香)。高崎経済大学以来の仲間である伊藤成雄葬儀委員長があいさつに立った。
 青柳晃玄氏と青柳晃敬氏の読経の後、弔辞を革共同、奥深山さんの免訴を実現する会、星野再審連絡会議と友人の橋爪利夫同志が述べた。4人の弔辞を聞きながら、参列者は奥深山同志と生前に喜怒哀楽をともにした姿をまざまざと思い出し、涙を抑えることができなかった。
 読経の中、国鉄千葉動力車労働組合や全国の星野救援会、獄中の星野文昭同志からの心のこもった弔電が紹介された。
 最後のお礼のあいさつの後、出棺を見送った参列者は、奥深山同志の遺志をついで、星野同志奪還に全力で決起することを誓った。

奥深山君逝去を聞いて 星野文昭
 奥深山君は渋谷の闘いに参加し、やり切った。彼を支えていたのは、11・14をやり切ったことだった。
 星野の闘いの中に、奥深山の闘いは存在していたし、これからも存在していく。闘いの半ばで亡くなった人たち一人ひとりが、心の中で一緒に生き闘っている。
 星野闘争も含めて、最後の勝利まで、すべての人の解放のために一緒に闘っていこう。

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