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共謀罪の衆院採決弾劾 国会前 全学連、闘う労組が決起

20170525a-1.JPG 「採決強行ふざけるな! 共謀罪をつぶそう! 戦争をとめよう!」――5月23日午後4時半ごろ、国会議事堂西側の議員会館前に集まった約1千人の労働者人民が衆議院本会議での「共謀罪」法案の強行採決・可決を徹底弾劾した。
 「闘いはこれからだ! 社会を動かしている労働者にしかできない行動、ゼネストでこの社会をとめ、共謀罪を粉砕しよう」。全学連の斎藤郁真委員長の訴えは、この場で初めて出会った人びとをも勇気づけ、ともに参院段階の闘いを誓い合った。都議会議員選挙に杉並区から立候補する東京西部ユニオン副委員長の北島邦彦さんは、小池知事が安倍政権と完全に一体で戦争・改憲・共謀罪を推進する立場であることを弾劾し、「新しい労働者の政党が必要だ」と呼びかけた。

 この日、朝9時から全学連や労働者が採決阻止の座りこみを行った。動労千葉をはじめ、闘う労働組合が組合旗を持って駆けつけた。「詐欺罪」デッチあげによる労組弾圧を団結の力ではね返したユニオン習志野もともに座りこんだ。
 全学連が公安警察の襲撃に告訴・国賠で反撃していることを知らせるボードの前では絶え間なく討論が行われた。「警察許せない」という声とともに、カンパも寄せられた。都庁議事堂レストランで解雇撤回を闘う女性労働者は、「こんな社会をひっくり返そう!」と訴え、驚きと怒りの声が上がった。「被曝と帰還の強制反対署名」や国鉄署名に多くの人びとが応じた。
 ある女性は「野党はなぜ審議に応じているのか! 今すぐ審議拒否してここで座り込め」と叫んだ。議員へのお願いではなく、労働組合の団結と、国家権力との絶対非和解を貫く決起が共謀罪攻撃を打ち砕き、戦争をとめる力なのだという議論が巻き起こった。関西合同労組や革共同へのデッチあげ弾圧を弾劾するビラや『前進』が手渡された。
 共謀罪の衆院採決強行を徹底弾劾し、今こそ労働組合の決起で、戦争と労働運動つぶしの共謀罪を粉砕しよう。参院での絶対阻止へ立ち上がろう。それは必ずできる。労働者人民の中には、戦争は二度と繰り返させない、治安維持法の復活を許さないという決意がみなぎっている。加計(かけ)学園事件は戦争と民営化を進める国家の大犯罪だ。労働者人民の怒りはますます高まり、安倍は絶体絶命の危機にある。
 国鉄闘争全国運動が呼びかける6・11国鉄集会と共謀罪粉砕銀座デモに全国から結集しよう。国会闘争に総力で駆けつけよう。

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