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星野さん解放へ新段階 四国更生保護委員会に申し入れ

20170720i-1.JPG 7月14、15日、無実の星野文昭さんが42年捕らわれている徳島刑務の地元・徳島市内で「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の2017年全国総会が開かれた。
 四国4県を先頭に全国33救援会から集まった100人は、不当にもデッチあげ起訴された大坂正明さんの無実を晴らす裁判と一体のものとして、新段階に突入した星野闘争の勝利を誓い合った。
 14日午前、香川県高松市にある四国地方更生保護委員会への初の申し入れ行動が再審弁護団5人と家族3人、全国再審連絡会議共同代表の平良修さん、狩野満男さんの10人で取り組まれた。星野さんの無期懲役刑が執行された1987年7月24日から今年で30年、09年の法務省通達に基づきこの日から1年以内に星野さんの「仮釈放に関する審理」が始まることになる。

20170720i-2.JPG 1時間にわたった同委員会の事務方との面会で再審弁護団は意見書を提出し、再審請求中の星野さんの無実を明らかにするとともに「刑法上は存在しない『終身刑』を実質的に強いられていると言わざるを得ない」と、「速やかな星野氏釈放の決定」を求めた。
 沖縄から駆けつけた平良さんは、沖縄戦、戦後の米軍統治下、さらに日米安保体制下に組み込まれた沖縄の現実を「日本国による琉球処分」と断じ、「星野さんは沖縄の現実、日本の悲しむべき不正義を知った良心の人」「冤罪の被害者である星野さんは刑務所ではなく普通社会に在るべき人」だと即時釈放を要求した。
 家族もそれぞれ切実な思いを語り、次回は直接、委員と会いたいと強く要請して申し入れを終えた。
 14日午後、全国総会の第一日目が開催された(前掲)。同日夕の市内デモ、夜の交流会から15日全国総会2日目と続いた。15日午後には、地元の青年労働者の提案で新企画「星野・大坂・ハンサンギュン奪還!青年集会in徳島」が開催され、青年・学生が星野闘争の頼もしい担い手として登場した。
 「安倍を監獄へ!」の怒りと結合し戦争・改憲阻止の大決戦を担う星野闘争の大飛躍がかちとられた。この新たな闘いを推し進め、星野さんを奪い返そう。

写真〕上:無実の星野さんと大坂さん奪還を 「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は2017年総会
       1日目、星野再審弁護団(左から岩井信弁護士、藤田城治弁護士、和久田修弁護士)を先頭にデ
       モ行進(7月14日 JR徳島駅前)
     下:「星野・大坂・ハンサンギュン奪還!青年集会」で徳島医療福祉労組・元木智之委員長は「青年の
          自己解放と星野さん、大坂さんの解放は一つ」と呼びかけた(7月15日 徳島市)

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