8・29大坂さん救援会結成集会へ 奪還へ新たな一歩踏み出そう
「鼻の手術しろ」東拘に申し入れ
核と基地を沖縄に押しつけるペテン的な沖縄返還協定の批准に反対し、1971年11・14渋谷闘争を闘い、殺人罪をでっち上げられ東京拘置所に捕らわれている大坂正明同志が、鼻ポリープの悪化で鼻呼吸ができず苦しんでいる。東京拘置所は診察すれども治療せず、大坂同志が出した手術願を二度にわたって却下し、日々拷問的な医療拒否を続けている。
人権を無視した獄中医療を弾劾し、これから本格的な裁判闘争に入る大坂同志の健康を守るため、大坂さん救援会呼びかけ人、星野暁子さん、東京東部星野文昭さんを取り戻す会など13人が8月11日、東京拘置所に申し入れを行った。
猛暑の中、救援会呼びかけ人の小泉義秀さんが申し入れ書を読み上げ、全国から寄せられた「鼻ポリープの手術を求める要望書」882通を庶務課長に受け取らせた。参加者はその後、接見禁止一部解除で先月から差し入れ可能になったお菓子類や切手、本など思い思いの物を差し入れ、大坂同志を激励した。
接見禁止の一部解除をかちとる
接見禁止を打ち破る闘いは、獄壁による分断を乗り越え、獄内外の団結をつくり出す闘いだ。救援会呼びかけ人の小泉さんは「今年に入って年賀状の接見禁止解除をかちとり、大坂さんの手元に届いたことで、急速に大坂さんとつながることができた」と言っている。獄壁を打ち破り大坂同志との「交流」が生まれ、大坂さん救援会の結成に向けて一気に動き始めた。46年の指名手配という「断絶」を、年賀状がひっくり返したのだ。
大坂裁判事務局は暑中見舞いのはがきを大坂同志の手元に送り届けるため、東京地裁に接見禁止の一部解除を申し立て、8月12日に許可決定をかちとった。裁判準備が重大局面を迎える中、多くの同志や支援者が大坂同志と直接つながることは、獄中闘争を闘い抜く力になると同時に裁判所に対しても大きな圧力になる。裁判所が気にしているのは社会的影響力だ。大坂同志とつながり、一体で闘い抜く獄外の運動をつくり上げよう。
8月29日、大坂さん救援会の結成集会が都内で開催される。翌30日に行われる星野全国再審連絡会議の総会と一体で成功させよう。
でっち上げ弾圧粉砕の大運動を
大坂さん救援会は、国家権力のでっち上げや反人民性を暴き社会を変革する大裁判闘争を大坂同志とともに闘い、絶対に奪還するための大衆的な組織だ。半世紀も前の事件の裁判という、国家権力にとっても「法」を超えるデタラメな裁判は、社会的にも注目されている。大坂同志の不屈の闘いが国家権力を追い詰めている。
大坂さん救援会に結集し、大坂同志と固く心を一つにして闘おう。沖縄闘争、改憲阻止・安倍打倒へ闘う人々をはじめ巨万の労働者民衆と結びつき、社会を変えよう。星野同志の国家賠償請求訴訟の闘いと一体で、その力を生み出し、無実の大坂同志を奪還しよう。
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