でっち上げ警官と対決 「犯人蔵匿」裁判 大法廷埋める結集
11月17日、鈴木哲也同志に対する「犯人蔵匿」でっち上げ弾圧裁判の第2回公判が、大阪地裁第2刑事部(伊藤寿裁判長)で行われた。11月大闘争の勝利の地平から、前回に続いて大法廷を埋める結集で権力を圧倒した。
今回の公判は、でっち上げの責任者である大阪府警公安3課係長・高橋孝の検事側証言との決定的対決の場となった。高橋は「自分の仕事の対象は中核派です」と自認する、まさにでっち上げと共謀罪の下手人の頭目そのものだ。
高橋は証言において、検事の「この写真は被告人か」「この写真は大坂正明か」という質問に「そうです」と58回繰り返した。立証抜きの推測にしか過ぎないことを「犯人蔵匿」として印象付けるとんでもないでっち上げだ。裁判長すら「許可した同一人性の趣旨がちがう」と指摘するような茶番を繰り返した。
しかし、高橋と公安検事自身が自覚しているように、いくらこのような「証言」を繰り返そうが、「犯人であることを知りながら匿(かくま)った」立証には1ミリもなっていない。完全黙秘・非転向の闘いの前にはいかなるでっち上げも通用しない。ただただ、「警察が認定したのだから有罪だ」と言っているだけだ。
10月25日の九州弾圧(3人の仲間を不当逮捕、11月10日に奪還)、東海弾圧(1人の同志を不当逮捕、15日に不当起訴)、31日の京大弾圧(2学生を不当逮捕、17日に奪還)と同様、「中核派の活動のすべてが犯罪」とすることが共謀罪の本質だ。鈴木裁判は、他の10月弾圧とともに、戦争・改憲のための共謀罪弾圧を粉砕する最前線の闘いだ。被告の完黙・非転向の闘いを軸に、労働者・学生・弁護士が団結して闘えば、必ず勝利できる。何よりも、無実の星野文昭同志、大坂正明同志の正義の闘いの地平で、党と労働者階級の総決起をかちとろう。
今回の裁判闘争は、被告とされた鈴木哲也同志を先頭に、国家権力のでっち上げ攻撃を完全に粉砕したと言える大勝利だ。次回公判(12月1日)、次々回公判(12月7日)も検事側立証である。迎え撃ち、断固勝利しよう。
(近畿救援会・Y)
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