1. HOME
  2. ブログ
  3. 北海道国鉄集会 分割・民営化との闘いはまだ終わっていない 労働運動の新たな出発点を築く

北海道国鉄集会 分割・民営化との闘いはまだ終わっていない 労働運動の新たな出発点を築く

20180222i-1.jpg 2月11日、国鉄闘争全国運動・北海道が主催した北海道国鉄集会が札幌市内で開かれ、北海道における労働運動の新たな出発点を築くものとして画期的成功をおさめました。
 今回の集会は、①連合崩壊情勢の中で、改憲・戦争、労働法制改悪に対し、国鉄闘争を先頭に北海道の地において新たな労働運動の出発点を築き上げること、②JR北海道によるローカル線切り捨て、安全崩壊への全道的怒りの先頭に労働組合を登場させること、③実践的には昨年12月の自交総連SKさくら交通労組のストに続き、新たな労働運動の拠点をつくりあげること、④そのためにも産別や世代や所属組織を超え、あらゆる英知を結集させること、を獲得目標としました。集会はもとより、議論を重ねた準備の過程自身が価値創造的なものとなりました。

 第一部は、1047名解雇撤回闘争当該の動労総連合・北海道の長尾信一委員長と成田昭雄副委員長がアピール。長尾委員長は、新幹線建設を進めながらローカル線を切り捨てるJR北海道を弾劾し、その崩壊を明らかにするとともに、春闘の課題として「働き方改革」と対決することを熱く訴えました。成田副委員長は、「分割・民営化との闘いはまだ終わっていない」と断固として宣言し、「自分のクビだけを守ればいいというあり方は間違っている」と、自らの闘いの経験を踏まえて労働運動のあるべき姿を指し示しました。
 第二部では、「労働運動の変革を目指して」と題して、3本の問題提起と全体討論が行われました。提起の一本目として、SKさくら交通労組の河野晃興委員長が、自らの職場でストを打ち抜いた中でつかみ取った階級的労働運動の核心点と、その立場からの時代認識、ゼネストに向けての労働組合論を明らかにしました。
 二本目として、全国労組交流センター定期総会に参加した自治体労働者が、全国の教訓と総会で確認された決戦方針を報告し、自らの現場で拠点を建設する固い決意を語りました。
 三本目として、「合同労組運動の課題と展望」と題する提起が行われ、これまでの労働相談―労働者救済的なあり方から脱却し、労働組合を結成して職場で団結形成に踏み出す決意が語られました。
 集会のハイライトは、ストを打ち抜いたタクシー職場の2人の組合員の発言です。組合員は、職場に根を張った闘いの重要性と御用組合への怒りを語り、「働く者にとって闘うことは当然だ」と実感を込めて発言しました。会場全体がストの正義性と感動をあらためて共有し、何度も拍手が送られました。
 全体討論は、十分な討論時間が確保できなかったのが今後の課題となりましたが、その中でもタクシー職場の闘いをさらに前進させるための議論がなされ、重要な内容となりました。
 全体討論を受けて、河野委員長がまとめの提起。「集会参加者は全員3・25日比谷へ」と行動方針を熱く呼びかけました。この集会を皮切りに北海道は全国の最先頭で闘います!(国鉄闘争全国運動・北海道A

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択