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大阪で保育集会開く 保育労働の誇りめぐり討論

20180301a-1.JPG 1月28日の関西現業集会に続き、2月25日に大阪市で開催された関西保育集会は新たな保育労働者が続々と参加し大成功しました(写真)。
 集会に向けて特に重要だったのは、ある保育労働者との討論でした。彼女が言う「公立保育所は保育所に通う子どもだけでなく、地域全体の子育てに責任をとってきた」「加配(障害などのある子どもに個別に担当の保育士をつける体制)の廃止で、虐待が増えるのは当然」「なぜ組合が民営化に反対しないのかわからない」という意見とどう向き合うか、地区党で議論を重ねました。そして、「この労働の誇りの中に総決起の火種がある」「労働組合が保育士と保護者を分断することで現場の決起が抑え込まれている」「民営化に反対しない保育士など一人もいない」という確信をつかみ、当日に臨みました。

 集会では、保育民営化が戦争・改憲情勢下での団結解体攻撃であることをはっきりさせた上で、われわれのこれまでの闘いの総括を出し合いました。特に、要員の削減・非正規職化・長時間保育の導入の攻撃などをめぐって、保育労働者は徹底的に闘いぬいてきた存在であることがはっきりしました。非正規職化に対しては、欠員を覚悟してでも拒否して闘いぬき、長時間保育の導入に対しては、保護者の長時間残業の問題としてとらえて、絶対反対してきたのです。
 議論の中で新しい参加者から「保育・教育を金もうけにすることだけは許せない」「保育と政治経済はひとつながりになっている。政治経済に興味のない保育士はだめ」など、核心をつく発言が相次ぎました。保育労働は命にかかわる問題だからこそ、保育労働者は常に根底的に物事を考えており、この時代の中で必ず決起すると感じました。これは現業労働、教育労働など、あらゆる労働に通ずるとも議論されました。
 安倍とトランプが核戦争宣言を発し、450万人の非正規職解雇が迫る中で、われわれの路線が全労働者と結びつき、獲得できる事態が始まったと思います。
 保育集会を大阪市でやると決まった時、最初はどこから手をつけたものかまったくわからない中での挑戦でした。しかし、現場での格闘と、それを共にする党の団結があれば不可能はないと思いました。保育労働全部に責任をとる、現業労働全部に責任をとるというわれわれの攻勢的な決断が、時代を切り開いていきます。その確信をもって共に前に進みましょう。(革共同大阪市委員会・O)

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