関副委員長が職場代表に CTS幕張事業所 動労千葉に労働者の信任
8月に行われたCTS(千葉鉄道サービス)幕張事業所の職場代表選挙で、動労千葉の関道利副委員長が代表に選ばれた。闘う労働組合にこそ職場をまとめ上げる力があることを示した大勝利だ。動労総連合が8月25日に開いた乗務員勤務制度改悪阻止総決起集会での関副委員長の報告を紹介します。(編集局)
今回の選挙は東労組の崩壊過程でのことです。今まではJR総連系のCTS労組と東労組が組んで過半数を握っていて、自動的に東労組が職場代表になっていました。
今回の第1回の投票では、私とCTS労組の本部委員長、国労の分会長が立ちました。誰も過半数を取れず、2回目は私とCTS労組委員長との決選投票になりました。私の票の方が多かったけれど過半数に2票足りず、3回目は私への信任投票となり、149票で信任されました。CTS幕張事業所は200人くらいの職場で、構内、検修、清掃の三つの事業があり、動労千葉の組合員は50人ほどです。
3回の選挙で、公示期間がなかったとか、JRから出向している管理者が清掃労働者を下に見て、上から目線で「こっちに丸しろ」と言って選挙妨害をしてくるとかの、不正がありました。それに抗議し、会社に謝らせました。
職場代表になって、まずこの暑さだから、熱中症対策を要求しました。熱中症指数計を清掃労働者一人ひとりに持たせること、各職場にクーラーボックスや氷、飲み物を置くことを求め、獲得しました。その交渉の中身も、職場ニュースで全部明らかにしました。
清掃の労働者が私のところに来て、「ありがとうございます」と言ってくれます。選挙をやってよかったと思います。労働組合ではなく職場代表という形でも、いろんなことが獲得できる。獲得できなかったことは、次の36協定の締結時にまた交渉します。
36協定は6カ月の期間で締結しました。私は「締結期間は1カ月でいい。1カ月後にまた選挙をやるか」と言ったんですが、会社は「それは勘弁してくれ」という反応でした。
6カ月後には次の交渉があるわけです。その時にまた何かを獲得し、組織を拡大する。組織を拡大すれば外注化も粉砕できる。これからも闘っていきたいと思います。
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