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旭硝子非正規職支会が日本遠征闘争開始!

20180222k-1.JPG 2月21日、韓国・民主労総の金属労組クミ(亀尾)支部に所属して闘う旭非正規職支会が、組合結成直後の2015年7月に続き、2度目の日本遠征闘争にやってきました。参加メンバーはナムギウン首席副支会長、ソンドンジュ文化体育部長、チャンミョンジュ調査統計部長の3人です。
 ガラス業界世界トップの日本企業・旭硝子は2005年、土地の50年間無償貸与や税の免除という破格の特恵を得て韓国に進出。韓国法人・旭硝子ファインテクノコリアは労働者に最低賃金で週70時間もの強労働を強いて巨額の利益を上げてきました。15年に社内下請け業者GTSで働く労働者が労働組合を結成すると、旭硝子は直ちにGTSとの請負契約を解除し、メール1本で178人全員を解雇したのです。

20180222k-2.JPG その後、民主労総傘下の金属労組亀尾支部に加盟し、2年半にわたって団結を守り抜いてきた旭非正規職支会は今や、民主労総の非正規職撤廃闘争における不抜の拠点へと発展しています。昨年4~5月には旭支会や東洋セメントなどが、整理解雇・非正規職撤廃などを掲げて高空ハンスト闘争に入り、大統領の交代によってではなく労働者の闘いによって社会を変えようと呼びかけました。韓国政府による178人全員の直接雇用を求める是正命令にも従わない旭硝子資本に対し、あくまで復職を求めて闘い抜いています。
 2月22日、鶴見にある旭硝子京浜工場での情宣行動で遠征闘争のスタートを切りました。湘北合同労組、合同労組かながわと婦人民主クラブ全国協議会の仲間も駆けつけ、20人超の行動となりました。
 京浜工業地帯の真ん中に位置する京浜工場は数千人が働く大工場で、青年労働者の姿も目立ちます。みぞれ交じりの冷たい雨が降る中でも「旭硝子は不当解雇された韓国労働者を復職させろ!」の横断幕への注目は大きく、作業服に身を包んだ労働者たちが受け取ったビラに目を通しながら入構していきました。
 その後、旭硝子労組京浜支部に支援を要請しようと工場の受け付けを訪ねると、なんと「労務担当の総務」を名乗る人物が登場。「労組支部長は不在」「とりつぐことはできない」の一点張りです。これに対して、ナムギウン首席副支会長が直接、解雇者復職と労組弾圧の中止、会社の誠実な対応を求めました。さらにその場で申し入れ書を読み上げ、労組事務所のポストに支援要請文を投函しました。(U)

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