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沖縄 IJBS労組が門前闘争 雇い止め解雇撤回せよ

職場に革命起こす
20180409c-1.JPG 日本IBMビジネスサービス労働組合(IJBS労組)の富田晋委員長が3月31日付で雇い止め解雇され、最終出勤日の30日には門前で県内外の仲間たちと共に「雇い止め解雇撤回せよ」と集会を行いました。全国の青年労働者も結集し共に闘いました。
 IJBS労組は国鉄闘争に学んで2012年に結成されました。富田委員長、仲宗根光洋書記長を含めて結成当初より4人もの組合員が雇い止め解雇されながら、「1人の解雇も許さない。見捨てない」を合言葉に、非正規職撤廃・外注化反対・新基地建設反対で闘ってきました。
 99%が非正規職という新自由主義の極致とも言える職場での労組結成を、現場労働者は「職場の革命」と呼び、6年間の闘いで職場支配は打ち破られてきました。経営側(JC社・AD社)は労組を解体するために労働契約法の改悪を悪用した5年満期をもって雇い止め解雇するという攻撃に出ました。労働者の無期転換の申込権を剥奪するために試験を導入し、〝選別再雇用〟で労組の組合員と支持する労働者を職場から一掃しようとしたのです。

ストで攻撃を粉砕
20180409c-2.JPG IJBS労組は仲宗根書記長の解雇撤回闘争の地平の上でこの攻撃に立ち向かい、昨年10月19日、富田委員長の試験日にストライキを闘いました。
 労組はまず、①無期転換は一生非正規職・総非正規職化・解雇自由化・戦争動員に向けた改憲攻撃であり、労働者の未来をかけた攻防だと暴露しました。次に、②労働者側がストライキでかちとれば、無期転換を武器に転化できると訴えました。そして、③現場の団結を拡大する中で委員長以外は誰も雇い止め解雇できない状況を経営側に強制したのです。
 その中で労組から一番遠いと思っていた労働者が闘いを支持してくれていたこともわかりました。他事業所では複数人の不合格者・雇い止め対象者が出ましたが、富田委員長の事業所だけが「雇い止め解雇者は委員長のみの1人、不合格者は0人(委員長は試験をストで抗議したため、不合格者ではない)」となりました。富田委員長は敵の攻撃に一切の妥協をせずに闘い抜き、勝利したからこそ雇い止め解雇されたのです。
非正規職撤廃掲げ
 この闘いは絶対反対の立場を1ミリも薄めず、自分と労働者、仲間の未来のために団結を信じて闘い抜くことによって、非正規労働者であっても絶対に勝利できることを示しました。それは総非正規職化と改憲・戦争の切迫情勢の中で、「どう闘えば勝利できるのか」という指標をつくり出しました。
 この闘いは国鉄闘争と1047名解雇撤回闘争の地平を、非正規職の立場で発展させた決定的な闘いだと言えます。だからこそ富田委員長の最終出勤日の門前闘争は、解雇されたにもかかわらず「勝利感」でいっぱいの集会となりました。
 富田委員長は「この解雇撤回の闘いからゼネストに突き進もう」と高らかに訴えて解雇撤回の闘争に入りました。「基地の島」「非正規職の島」の現実を根底から覆すゼネストに突き進むために、IJBS労組を先頭に富田委員長の解雇撤回闘争を全国で闘いましょう!(日本IBMビジネスサービス労働組合執行委員長・富田晋)
写真〕上:富田晋委員長の雇い止め解雇に対し、IJBS労働組合は県内外の仲間と共に門前で集会を      闘い、「解雇撤回・非正規職撤廃・基地撤去」への新たな闘争をスタート(3月30日 沖縄      県うるま市)
    下:全国から青年労働者が駆けつけ闘った

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