北海道 札幌で国鉄闘争全国運動が集会 「動労総連合・北海道を立ち上げよう」
2月14日、札幌で国鉄闘争全国運動・北海道主催の集会が開かれ、悪天候の中、30人近い労働者が集まった。司会が「船員を予備自衛官にする動きに海員組合が反対している。この集会は労働運動の力で戦争を止めるために意義ある集会」と開会を宣言した。
当初から国鉄闘争を支援してきた民間労働者が、「1047名闘争の歴史的総括」として、次のように核心点を提起した。①新自由主義の攻撃との30年に及ぶ闘いである国鉄闘争を、さらに豊かに発展させる、②動労千葉だけが真正面から闘えたのは、船橋事故闘争などを通して反合理化・運転保安闘争の路線と団結を形成し、中野前委員長ら指導部が組合員を常に信じていたからだ、③動労千葉のストが1047名解雇撤回闘争を生み出したが、国労は闘争団と現場との団結をつくらず、不当労働行為や雇用を争わない和解に行き着いた、④国鉄闘争は外注化・非正規職化との闘いや被曝労働拒否の闘いに発展し、非正規労働者が歴史の主人公として登場している。そして、「動労総連合の全国建設の一環として北海道でもつくろう」とまとめた。
主催者を代表して自交総連SKさくら交通労組の河野晃興委員長が発言した。①新署名を武器に新たな国鉄闘争に本日から突入しよう、②3・26北海道新幹線開業は地方切り捨てになる。赤字路線を切るというが、北海道の全線区が赤字であり、国鉄分割・民営化は安全を含め完全に破産した。③全産別で国鉄闘争を闘い、資本と非和解的に闘って、労働者が自分の力に目覚めるような職場闘争をやろう。④改悪派遣法との闘いを非正規職撤廃の闘いとして闘おうと提起し、「動労総連合・北海道を立ち上げ、今年を星野文昭さん解放の年に」と訴えた。
星野文昭さんの弟・修三さんが、星野新聞の購読と全証拠開示署名への協力を呼びかけ、「何百枚もの年賀状を墨塗りする国は異常。文昭の描く絵の色が薄くなっている。絶対に今年は取り戻したい」と訴えた。修三さんのお連れ合いのゆかりさんは、「私宛てに文昭さんが出した年賀状の宛名が黒塗り。許せない」「11月の集会で感じた全国のパワーで文昭さんを奪い返す」と発言し、全員で『ソリダリティ』を合唱した。
自治体、NTT、合同労組の労働者、婦人民主クラブ支部準備会などが発言。元国労闘争団員も集会に参加し発言した。全参加者が動労総連合建設への総決起を誓った。
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