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「星野さん解放」は全民衆の声だ 高松 四国更生保護委に申し入れ 思いつまった要望書を提出

20180514a-1.jpg 1971年沖縄闘争を闘い、無実であるにもかかわらず43年も投獄され、30年も徳島刑務所で下獄している星野文昭さんの仮釈放の可否が、今初めて、四国地方更生保護委員会で審理されています。星野さんは今すぐに解放されて当然です。星野さんの解放を要求して、7回目となる申し入れ行動を熱く闘いました。
 「一緒に暮らす」と暁子さん請願
 4月24日、星野暁子さんと星野さんのいとこの星野誉夫さん、再審弁護団、星野全国再審連絡会議共同代表の狩野満男さん、香川・星野さんを救う会の吉田康彦さんらがそれぞれ「申入書」や「請願書」を持ち、高松市にある四国地方更生保護委員会(以下保護委と記す)へ申し入れました。
 保護委は、星野さんの下獄期間が30年になった昨年7月から1年以内に星野さんの仮釈放審理を始めることになっています。私たちは昨年7月から6回にわたり申し入れを行ってきました。今年になり、星野さんへ保護監察官が面会に行くなどの具体的動きが始まっていました。ところが、更生保護委は突然人事を全面的に一新したのです。今回対応に出てきたのは、磯久調整指導官でした。

 最初に星野暁子さんが「請願書」を読み上げました。「文昭が帰ってきたらいつでも一緒に生活できるように準備しています」と述べ、アパートの大家さんが「星野文昭さんとの同居を認めます」と記載した書面も併せて提出しました。
 誉夫さんの請願に続いて、酒井健雄弁護士が弁護団の「意見書」の内容を明快に提起しました。第一に2009年の法務省通達は「仮釈放審理の透明性を向上させ」、「仮釈放制度の運用の積極化」のために出されていること。第二に仮釈放の審査に検察官へ意見を求めることは不要であることです。
 さらに要望書を全国で集めよう
 午前中に星野さんと接見した和久田修弁護士が、「星野さんは3年間無事故のバッジを4個つけている。星野さんに会えば、人柄も生き方もすぐわかる」と迫りました。岩井信弁護士は「仮釈放審理が公平・公正に行われるべき。審理の透明性が必要。星野さんは30年間も服役させられているのだから、星野さんにこそ審理の状況を伝えるべきだ」と要求しました。
 狩野さんも、香川の吉田さんも思いのたけを保護委にぶつけました。
 磯久調整指導官は「個別案件には答えられない」「前例がないことはできない」「通達通りに実施している」と緊張した面持ちで繰り返すばかりでした。
 最後に鈴木達夫弁護士が、6月3日の1000人全国集会とパレードを通告しました。
 この日に提出した要望書は2462人分(累計4406)で、全国の労働者民衆の思いがつまっています。国会議員、地方議員、弁護士、学者等も多く含まれており、保護委側の机にうず高く積まれた要望書は圧巻でした。
 戦争・改憲阻止、安倍打倒の激突の中で、労働者民衆を愚弄(ぐろう)し、虚偽の答弁をして恥じない安倍首相や官僚たちへの怒りが爆発しています。同時に、無実の星野さんを43年も投獄するひどさ、正義も真実も踏みにじり、生命までも軽んじる国家への怒りが噴き出しています。「星野さんを取り戻そう」は全労働者民衆の声となり、団結の糧となり、希望を育む巨大な波となっています。
 星野さん解放の要望書を集めましょう。意見広告を成功させましょう。6・3高松集会に大結集し、星野さんを取り戻そう。

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