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市東さんが会心の笑顔で三里塚に帰ってきた!

s20100609c-1.jpg 6月8日、不当逮捕されていた三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんは23日間の完黙非転向の闘いを貫き、起訴攻撃を粉砕して奪還された(写真中央)。成田警察署を出て正午に天神峰に到着し、車を降りた市東さんは、いつもどおりの笑みで、出迎えた全員が奪還の喜びと勝利を実感した。萩原進事務局次長、鈴木謙太郎さんを始め、まずは握手攻めだ。出迎えの一員である飼い猫を抱え上げ再会を確認したら、市東さんの足はすぐさま畑へ向いた。自分が留守をしている間もすくすくと生育した作物と土の具合をちょっと確かめ、萩原さん、鈴木さんと言葉を交わす。

s20100609c-2.jpg その場で立ったままの「交流会」になった。市東さんは取り調べや留置場生活などについて、聞かれるままに落ち着いた口調で語った。畑仕事からしばし離れていたことで、顔色から少し日焼けが取れていたが、まったく普段どおりのたたずまいで、本当に市東さんらしい勝利だ。「まずは風呂にでも入ってゆっくりしてください」と声がかかり、「うん」と応じたものの、市東さんは午後には早速作業帽、作業衣、地下足袋姿で産直の出荷作業に参加した。
 午後7時から市東さん宅の離れで、市東さん、萩原富夫さん、現闘Aさんの3人を奪還した祝勝会が開かれた。完黙非転向の闘いと、3人の不在中に団結街道を守り抜いた闘いがここに合流した。北原鉱治事務局長が冒頭に「こうして見ると3人ともいい男に見えるな」と一同を笑わせたあと、「同盟も支援も一丸となってがんばった。ここからまた新たな一歩を踏み出そう」と訴えた。市東さんは「初めての逮捕だったが、いろいろ学ぶいい機会だった。これからもがんばります」と簡潔なあいさつ。萩原富夫さんは「市東さんと心を一つにして闘った」と逮捕時を振り返った。Aさんは「三里塚から日本の階級闘争を切り開く」と決意を表した。
s20100609c-3.jpg 市東さんの農地取り上げに反対する会事務局長の吉川ひろし千葉県議の音頭で乾杯。この23日間のエピソードをおのおのが披露し、歓談が弾んだ。市東さんも、警察・検察のあらゆる屈服強要攻撃を粉砕して闘った体験談を大いに語った。千葉県の農民の方々も合流し、全学連現地行動隊も決意を述べた。
 会の締めに萩原事務局次長が立った。「市東さんは“俺は大丈夫だ。外の人たちはがんばってくれ。空港会社に俺たちの本気さを知らしめた”と言い切った。この決起に続くのかどうか、一人ひとりが問われた。今年は〈国鉄、沖縄、三里塚〉を全力で闘おう。三里塚で300人の武装した部隊を形成したら勝てる。現地攻防、裁判に勝ち抜き、全国に広範な人民の決起をつくろう」。この訴えに全員が熱い拍手で応えた。最後に司会の鈴木謙太郎さんが、6・27現地大集会への総結集を呼びかけた。
 反対同盟はその長い闘争史に偉大な勝利の1ページを加えた。市東さんの決起に続き闘おう。(TN)

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