ブラジル続報:国際労働者会議で日本の11月集会への結集を確認!
現地時間6月7日は国際労働者会議が開催された。中南米諸国をはじめ、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、アメリカなど20カ国、約200人が参加した。冒頭、昨日のコンルータスとインターシンジカルなどが統合した全国労働者大会の臨時執行部が壇上に並び大会総括を行った。大会運営委員会の女性は、もめにもめた大会について「ブラジルの労働者階級を信じてほしい。必ずこの状況を突破する」と力強く訴えた。
各国発言のトップバッターはギリシャの公務員労組の教育労働者である。「ギリシャは革命情勢だ。しかしわれわれは共産党勢力をひっくり返すところまできている。階級的戦闘的な労働組合が必要だ」と強調した。
ギリシャ情勢はやはり全世界の労働者の注目の的である。今会議においても壇上にでかでかとギリシャの街頭闘争の写真が掲げられ、ギリシャ労働者階級の闘いと限りなく連帯するものとして会議は開催された。日本からは動労千葉の照岡清一いすみ支部長が新自由主義に勝利してきた動労千葉の闘いを紹介し、11月労働者集会への結集を訴えた(写真右)。
10数カ国あった全体の発言に共通していることは、ランク&ファイルに基礎をおいた労働組合が必要だということだ。どこの国でも激しく新自由主義攻撃が襲いかかっている。戦争と民営化、そして何より共産党などの体制内勢力による激しい弾圧がある。この労働者の決起を抑圧する体制内勢力をぶちやぶって戦闘的階級的な労働組合をつくることがテーマとなっている。この中で、コンルータスがそういう組合をつくりあげ、さらにそれを革命的戦闘的におし広げようと諸組織を統合していることが希望だと語られていた。
そして動労千葉の存在である。外注化を阻止して新自由主義と対決する労働運動の復権を掲げ、6・13集会を呼びかけているその実践がものすごい展望を与えている。会議の終盤には各国の具体的行動方針を提起する場があり、日本の代表団があらためて11月を意気揚々と呼びかけると、今会議で一番大きな拍手と声援が送られた。発言後には何人も握手を求めてくるほどであった。全世界の労働者と一つになった瞬間だ。
今会議においても日本の派遣団の注目度は抜群であった。休憩時間では資料がほしい、写真を一緒にとってくれ、団結はちまきはもうないか、など各国労働者が次々と声をかけてくる。明るく展望をもって闘っている日本代表団の雰囲気そのものに惹きつけられてきているといった感じだ。会議のまとめでも「11月には日本で革命的な集会がある。ぜひ行ってくれ」と取り上げられた。(現地からの報告)
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