ベトナムのパナソニック工場で労働者1千人がスト
日本帝国主義の大独占・パナソニック(松下電器)は2006年以来ベトナムのハノイに工場を建設しハイテク製品を生産してきたが、そこで5月31日、約1000人の労働者が賃上げを要求してストライキに決起した(写真)。ベトナムの消費者物価は昨年25・2%上昇(政府発表)したが、労働者の平均賃金は105万ドン(約7000円)と著しく低いままだ。そのため今年に入ってから3月末までにすでに全国で約300件のストライキが闘われ、そこには日系企業の工場も多く含まれている。
北部ベトナムのハイドン省にあるブラザー工場でも5月27日、ストライキが闘われた。労働者たちは賃金の15%引き上げ、各種手当の増額を求めている。労働組合(スターリン主義に忠実な御用組合)が介入して闘いを抑えようとしているが、労働者の怒りは強まる一方だ。
ベトナムに限らず、タイやインドネシア、中国など日本帝国主義の大独占企業が超過利潤(搾取と収奪)を求めて展開しているアジアの各地で、いまや日系大独占企業にたいする必死の闘いが激発している。 (や)
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