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韓進闘争が終結! キムジンスクさん、笑顔でクレーン降りる

s20111111a-1.jpg 11月10日、韓進重工業の整理解雇撤回を求めて高空籠城闘争を続けていた民主労総釜山本部のキムジンスク指導委員が、ついに自分の足でクレーンを降りてきた! 前日の9日、労使交渉が労組の要求を会社側が一定のむ形で妥結。最後の悪あがきとしてキムジンスクさんの逮捕を狙った権力と韓進資本の策動をも実力で粉砕し、10日午後、全組合員の総意で闘争終結が宣言された。そして、ともに闘った多くの仲間が見守る中、こぼれるような笑顔のキムジンスクさんが、309日にわたる籠城闘争を終えてクレーンを降りたのだ(写真)。地上に降りた彼女は、仲間と抱き合い喜びを分かち合ったのち、歩いて工場の門を出て病院に向かった。 

s20111111a-2.jpg 彼女が上っていた85号クレーンは、2003年に当時の労組支会長だったキムジュイク氏がやはり解雇撤回を求めて129日間の座り込みをして、最後は抗議の自殺をしたクレーンだ。その半月後にはもう一人の組合員、クァクジェギュ氏が同クレーンの向かい側のドックに身を投げて憤死した。そのクレーンにキムジンスクさんは、彼らの魂を胸に抱いて上り、かつ「ジュイク氏がとてもやりたかったのに結局できなかったこと、勝利して自分の足でクレーンを降りていくことを必ずやる」と約束した。そしてまさに、その約束を果たしたのである。
 以下は、キムジンスクさんの発言

 「皆さん、大変ご苦労様でした。
 ジュイク氏も、このように歩いて降りてこれたら、どんなに良かったでしょうか。
 309日の間、一時も忘れることができなかった名前が、キムジュイク、クァクジェギュです。
 クレーンにいながら、(ジェギュ氏が身を投げた)4号ドックをまともに見つめることができませんでした。
 多くの人が、309日をどのように耐えたのかと尋ねます。
 85号クレーンで起きたことを知っている人なら、この時間を、途中で放棄することがどうしてできるでしょうか。
 今や、解雇者・非解雇者の区別はなくなりました。
 100%満足はできないけど、私も皆さんも今まで最善を尽くしてきました。 今日この時から、先に行った(亡くなった)同志たちの心の負債、闘争中に生じたお互いの間のわだかまりを洗い流していきましょう。
 皆さん、今日からが新しいスタートであり、出発点です。
 笑いながら最後まで、トゥジェン(闘争)!」

 韓進重工業労働者の闘い、キムジンスクさんの闘いは、資本による労働者へのほしいままな首切り攻撃に正面から立ち向かい、新自由主義攻撃を打ち破っていく偉大な突破口を切り開いた。13日には、民主労総による全国労働者大会が開かれ、イミョンバク政権への追撃の宣言が発せられる。ともに闘おう!(千) 

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