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国鉄解雇を撤回しろ JR秋田支社に申し入れ

20180625a-1.JPG 6月17日、秋田国鉄集会が地元「ともに闘う秋田の会」主催で大成功を勝ち取りました。翌18日には、動労総連合1047名協議会代表で解雇者当該の小玉忠憲さんを先頭に、不当労働行為によるJR不採用―解雇の撤回を求めるJR秋田支社への申し入れ行動を圧倒的に闘いぬきました。
 イージスアショアの基地をつくるな
 17日午後の集会は、「国鉄1047名解雇撤回! JRは小玉さんを採用しろ! 秋田にイージスアショア基地をつくるな! 戦争と改憲をとめよう! 7・1全国集会へ!」を掲げて開かれました。結成10周年を迎える「ともに闘う秋田の会」の呼びかけに応え、地元の会員を始め東北各地から40人が結集。集会は「パククネを打倒した韓国の闘いと日本における展望」のDVD上映から始まり、共同代表Sさんの開会あいさつ、解雇者当該の小玉さんのアピールが行われました。続いて、動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫さんから「国鉄闘争の現状と新たな闘いにむけて」と題する講演が行われ、「不当解雇の法的責任はJRにあること」が鮮明に提起されました。質疑応答では3人の会員から率直な質問があり、葉山さんが熱心に答えて、一層固い団結がつくられました。

20180625a-2.JPG  「秋田・星野文昭さんを取り戻す会」の共同代表、イージスアショア基地建設に反対する市民、全金本山労組の鈴木義和委員長が連帯のあいさつに立ちました。
 いよいよ動労総連合・各単組からの決意です。まず、動労水戸からのメッセージが紹介され、動労福島の橋本光一委員長が「戦争と改憲を労組側から進めようとする産業報国会型の運動を打倒していく旗がついに立った」「この闘いを見て青年は必ず立ち上がるだろう」と発言しました。動労福島宮城県支部長の金子哲夫さんは「JRはブラックそのもの。口先で安全を言い、帰還と被曝を強制する常磐線開通を強行し、青年を過労死に追い込み戦争と改憲の先兵になっている」「希望の星であり動労福島の組合員でもある解雇者当該と一体で闘う」と述べました。動労総連合・新潟の星野文男委員長は、6月29日に「1047協議会と共に闘う会」が結成されることを報告し、「国鉄闘争は星野文昭さんを取り戻す闘いと一体だ」「7.1全国集会に総結集を」と力強く表明しました。
 共同代表のTさんが閉会のあいさつでお礼の言葉を述べ、小玉さんから翌日のJR秋田支社行動を総力で闘う方針が提起されて、団結ガンバロー三唱で確認しました。
 阻止線を張る支社幹部らを徹底弾劾
 18日午前10時前、JR秋田支社門前に20人が集合しました。金子宮城県支部長の司会で「JRは確定判決に従い話し合え!」集会を開き、通行人や周辺の商店主にも行動の意義を訴えました。
 事前通告どおり10時に小玉さんと橋本委員長を先頭に全員で支社玄関に向うと、支社側は総務課長を先頭に十数人が走ってきて阻止線を張りました。「敷地に入らないで」「使用者ではありません」と繰り返す総務課長を、小玉さんが「事前通知どおり話し合いと申し入れに来た。当然だろ!」と一喝しました。総務課長は「旗を降ろしてください」としか言いません。星野委員長も「これも労組活動として当然だ」と弾劾すると、総務課長は沈黙。
 橋本委員長が「玄関に入れないなら、ここで読み上げます」と宣言し、動労総連合の田中康宏委員長名でJR東日本社長にあてた解雇撤回を求める申し入れ書を読み上げました。小玉さんが、「こういう不当な対応は断じて許せない! しっかり確認し新たな不当労働行為として記録する」と告げ、あらためて門前での集会を行い、橋本委員長と星野委員長が支社の対応を弾劾しました。旧国鉄の秋田鉄道管理局でただ一人JR不採用となり解雇された小玉さんが、門前に居並ぶ支社員らに「こんな仕事に誇りをもてるのか!」と烈々と訴えると、彼らは下を向くだけでした。
 通行人が「おー! 1047闘争だな」と声を上げて通り過ぎたことに一同感激し、元気が出まくりました。
 最後に橋本委員長の力強いシュプレヒコールで、第1波の申し入れ行動を勝利的に打ちぬいた事を確認し、団結を打ち固めました。

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