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6・20難民デー行動、労組先頭に 東京入管包囲デモに300人

20180625b-1.JPG 世界難民デーの6月20日、東京入管を包囲するキャンドルデモが闘い抜かれた。外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会と東京労働組合交流センターの呼びかけに、家族が収容されているクルド人、コンゴ人をはじめ、東京・関東から集まった300人が「家族を帰せ!」「収容するな!」と声を限りに叫んだ。
 団結した力を示す
 午後6時半すぎ、東京入管にほど近い公園で、全国実から「今日は世界難民の日です。しかし安倍政権は難民を受け入れようとせず、難民申請者を2年、3年にもわたって長期収容し、家族をばらばらにしています。ここにクルドの子どもたちも来ています。労働者の団結を示しましょう」と呼びかけられ、「生きさせろ!6月20日は世界難民の日」と書かれた横断幕を先頭にキャンドルデモが出発した。

20180625b-2.JPG 先頭には「パパを返して! きょうで9カ月も入ってる! あいたい」「お父さんは犯罪者ではありません!」「息子とおいっこを返して!」など、思いをつづったボードを持ったクルドの子どもたち、家族が立った。動労千葉、動労神奈川、さいたまユニオン、なんぶユニオンなど色とりどりの労働組合ののぼりが続く。全学連の旗も見える。強まる雨脚をものともせずに進むと東京入管だ。収容令書が出された外国人男女約700人が収容されている。
 「お父さんを返せ!」「お母さんを返せ!」「収容するな!」――クルド人家族が次々にマイクを握って呼びかける。収容場の中から手を振る人影が見える。デモ参加者も一斉に手を振り、指笛が鳴り響く。「ガンバレー!」「取り戻すぞ!」
 難民の怒りと共に
 「今すぐ返して! そうしなければ帰らない」――クルド人家族、お母さんたちの怒りは激しく、デモ終了後、東京入管に詰め寄り、雨の中、深夜まで座り込みを続けた。
 デモ終了後、牛久入管収容所問題を考える会の田中喜美子さんが参加者に訴えた。「皆さん、このクルドの子どもたち、お母さんたちの顔をよく見て、記憶してください。日本政府はクルド人を1人も難民として認めていません。難民デーに『収容するな! 返して!』と叫ばなければならないのが日本の現実です。これが戦争と改憲の安倍政権がやっていることです。絶対に許せません。団結して闘いましょう」
 法務省・入国管理局は6月を「不法就労外国人対策キャンペーン月間」とし、弾圧を強めると同時に、「骨太方針」では5年期限の外国人労働力の導入を打ち出した。外国人労働者とスクラムを組み、入管法・入管体制を粉砕しよう。

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